「見るがいい!これが人間の力でできうる限界の形!!究極の生命体じゃ!!」
概要
ゲーム『天外魔境Ⅱ』の登場キャラクターたち。
根の一族の参謀たちで
- メカニック開発部門のデーロン博士
- バイオニック担当のデロレン博士
- マジックの専門家ベーロン博士
の3人のことである。
デロレン曰く「まっ、君…おつむが弱そうじゃで覚えられんじゃろ?三博士とでも覚えてくれればよいわ」と、三博士を自称する。
根の一族を率いて、ヨミ復活を企む。ヨミ復活のためなら大勢の人間たちを犠牲にしてもかまわない冷酷さを持つ。
正体はイヒカの民であり、紀伊国の嘆きの谷に住むイヒカの長の息子たち。イヒカの民はイヒカの技術を悪用されないために、『谷から出てはならぬ』という掟のもと、人目に触れず、嘆きの谷で千年間暮らし続けてきた。しかし、デーロン、デロレン、ベーロンの三人は戒を破り 「下らぬ運命論など、自分たちの力で変えてみせる」と言い残して嘆きの谷を出た。
デーロンたちが自分たちの運命を変えるために、何故ヨミの復活を選んだのかは謎。自らの力で運命を覆そうとする意志を持つ点では、戦国卍丸とも共通していると言える。
花の御所での最終決戦では、三人合体した生命体「機械獣デデベ」となって、立ちはだかる。
『天外魔境Ⅱ公式完全攻略絵巻』の人物紹介では、「千年まえの戦いではだれも考えつかなかった突飛なアイデアで人々を苦しめた」と書かれていて、千年前もいたことになっている。三博士に限らず、この本掲載の用語辞典「天辞苑」でも編集者の独自解釈が色濃く出ている。
『髑髏譚』では
小説『天外魔境I・II架話 髑髏譚 -SKULL TALE-』にも登場。
イヒカの科学者で、それぞれ専門の学問を修めている。デーロンは機械作り、デロレンは動植物の培養や薬作り、ベーロンは解読等の文書研究を得意としている。3人とも、顔は老人で体は子供の姿をしている。
黒滝の森にある家に住んでいて、イヒカ人と人間の取引と発電所の管理をしている。本人たち曰く「外に出たいと騒ぐのでここへ流された」とのことで、外の世界に出ていきたいと思っていたが、その勇気がなかなか出ず、ひっそりと暮らしていた。
デーロンたちの住んでいた家に、追っ手から逃れた雪姫と阿観が逃げ込んできたことで知り合い、行動を共にするようになる。
かなりの長生きだが、イヒカ人に女はいないため(イヒカの村は男ばかりで女など見たことはないとのこと)、人間の女性の肉体(特に胸(おっぱい))に興味津々で、「揉み治療」と言って雪姫の胸を触って喜ぶなど無邪気な面を見せていた。
余談
【第二期】あだちひろし・辻野芳輝 奇想天外話 10【最終回】で『イヒカは皆おっぱい好きなんですか?』という質問に対し、あだちひろし氏は「イヒカは好奇心旺盛、興味津々なので、そういった意味では好き。(但し邪神斎を除く)」と、三博士は好奇心旺盛なだけだが、邪神斎は邪だと真面目に回答していた。
関連タグ
ジャカアシ:『天外魔境JIPANG7』に登場する根の一族の参謀で科学者。三博士と同じく独自の信念に従い行動していて、そのために大勢の命を犠牲にしても平然としている冷酷さを持つ等、共通点が多い。