概要
『ザ・フラッシュ』で主人公バリー・アレンが発した言葉であり、本編における重要なキーワード。
※以下、ネタバレ
バリー「解決できないことも」
ノラ(解決できないことも)
バリー「諦めよう」
ノラ(時には諦めないと)
簡単に言えば「どうやっても変えられない運命」を指す言葉である。
事の発端は、少年時代に母親が殺され、父親が無実の罪を着せられたフラッシュことバリー・アレンが過去を変えてしまった事であった。
一度は両親を救う事に成功し、元の時代へと帰還しようとしたが、謎のアクシデントが発生して歴史が変わった青年時代の過去へと飛ばされ、世界崩壊の危機を救うために18歳のバリー(以下青年バリー)にフラッシュの能力を与えてバットマンとスーパーガールを仲間に引き入れる事となった。
終盤では、ゾッド将軍率いる軍団に立ち向かったが、バットマンとスーパーガールが戦死してしまい、青年バリーが過去にタイムスリップして2人を救おうとしたが、過程が変わるだけで同じ結果となった。
青年バリーが何度タイムスリップを繰り返しても戦死は回避できず、それを目の当たりにしたバリーはやがて「不可避の交差」という変えられない未来に気づき、青年バリーを止めようとしたが、突如3人目のバリーにあたるダーク・フラッシュが立ちはだかった。
ダーク・フラッシュの正体が長きに渡るタイムスリップを繰り返して年老いた青年バリーであり、元の時代へと帰還しようとしたバリーを妨害した張本人であった。
タイムパラドックスで生まれたダーク・フラッシュはループを繰り返すうちに自分にとっての「不可避の交差」であるバリーを始末しようとしたが、過ちに気づいた青年バリーが自ら盾となって失敗に終わり、それと同時に過去の自分を殺害してしまった事で存在を保てなくなって消滅した。
青年バリーを看取ったバリーは再び少年時代へとタイムスリップして涙ながらに本来の歴史に修正して過去を受け入れる事を決意。
帰還後、改変前と同様に母親が故人となっていたが、本来なら裁判で負けるはずだった父親が無罪を勝ち取る等、微妙に未来が変わる結末を迎える事となった。
関連タグ
カノンイベント:MARVELにおける「不可避の交差」と言えるキーワード。ただし、こちらは“変えられない”というより“変えてはいけない”のが正しい。