概要
中華民国の軍隊のこと。1947年に国民革命軍から改称し再編成。陸軍(中華民国陸軍)、海軍(中華民国海軍)、空軍(中華民国空軍)、憲兵隊の四軍種からなる。
主な任務は共軍(中国人民解放軍のこと)の台湾侵攻に備えることである。「防衛固守・重層抑止」という戦略を掲げ、具体的には侵攻を可能な限り沿岸よりも遠方で阻止する態勢を準備している。
海軍陸戦隊も含めれば陸上兵力10万4000人(2022)。有事には予備役が陸海空で166万人動員可能という。
組織
長年、名目上の中華民国国軍にして、実質は中国国民党と上層部が一致する党軍であった。だが民主化に成功し、今なお中国共産党の党軍である中国人民解放軍に先行して政治党派を離れた中華民国国軍の立場を確立している。
指揮官
構成組織
組織名 | 備考 |
中華民国陸軍 | HIMARSやハープーンなど、海上で敵を捉える装備品の配備が進む。 |
中華民国海軍 | 米国産の基隆級ミサイル駆逐艦4隻ほか保有。艦船の自主建造も進む。 |
中華民国空軍 | F-16、ミラージュ2000、経国戦闘機などを配備。 |
憲兵隊 | 陸軍の一部でもあるが、平時は独立運用で憲兵任務にあたる。 |