「僕以外の絵描き全員、利き腕の骨折れねぇかなぁ」
概要
五月病マリオとはニコニコ動画やYouTubeで活動している男性配信者、イラストレーター。
実況者バンド「音速兄貴」ではキーボードを担当する。
愛称は五マリ、メリオン、オリマーなど。
(記事の一部はニコニコ大百科より引用・改変させて頂いております。)
1987年4月14日生まれ。東京都在住。
情報系大学を卒業後、フリーのイラストレーターとして活動を開始。筆ペンの線画にクレヨンで塗ったかのような可愛らしい絵柄が特徴。よく絵柄からか女性と間違われることが多いが、れっきとした男性である。
癒し成分はイラストに全部抽出されたので、本体には蓄積された邪悪な成分が宿っているとかいないとか。
持ち前の技術を活かした360°描いてみた動画や、画材の試し書き動画などを投稿、海外勢からも高評価を得ている。元々のゲーム好きも高じて、稀にゲーム実況を上げている様子も窺える。
時折イベントなどでライブドローイングもしており、仕込みとギミックにより視聴者の裏をかく演出は後の描いてみた動画にも色濃く受け継がれる。
Youtubeに投稿された『お絵描きの夜』シリーズ (通称『お絵描き部』)では、せらみかる、ふぁんきぃ、ぴらのという面々でひたすら絵を描きまくるという動画が投稿された。
絵の研鑽という動画の目的上、五月病マリオのお絵描き事情やテクニックを知ることができる貴重なシリーズとなっている。
来歴
2008年5月、VIPのスレ『マリオが五月病にかかったようです』で五月病にかかったマリオとその仲間達を描いたことで脚光を浴びる。
とことんやる気のないマリオ、ケーキのことばかり考えているピーチ姫、ツンデレなデイジー姫、腹黒いキノピオなど、独自のマリオワールドを展開。アンニュイでほのぼのとした画風が相まって人気を博す。
元々はスレ内のみでの活動だったが、VIPスレ→まとめブログ→第三者が動画化したことで、ニコニコ動画で知られるようになる。
後に五月病マリオ本人がニコニコ動画に投稿した動画『5月病のマリオたちがなんか演奏してみた』は現在に至るまで80万回以上再生され、今なお派生動画が作られているほどの一大コンテンツとなった。
他の絵師に間違えられ、「(その人ではなく)しいて言うなら5月病マリオの人」と言ったことが「五月病マリオ」という活動名の由来。
実は別名義で絵師の活動しているらしいが、その詳細は明かされいない。ちなみにその活動は、「ネットで絵を発表してるけど、同人誌は出していないレベル」とのこと。
なお、ヒャダインの動画絵師とも別人である。
2009年7月22日、初の単行本『赤ずきんちゃんがずきんを脱いだようです』が発売。後に続刊も発行された。
さらにニコニコ静画にてオリジナル漫画『ぶたボット』を連載(現在は完結済み)しており、ゆるい雰囲気のキャラクターから放たれる作者譲りの毒気を帯びた言葉が人気を博し、こちらも単行本が出版されている。
また、ニコラジがきっかけでGLAYのボーカル・TERU氏の目に留まり、グッズイラストと、公式LINEスタンプのイラストを二作にわたって担当した。
その他にも小林幸子氏を始めとした多数の歌ってみた動画イラストを制作。
2014年には、上述の音楽バンド『音速兄貴』を結成。キーボードとグッズイラストを担当している。
過去にバランサーとしてメンバーの潤滑油となり、音速兄貴の解散危機を防いだことがある。(裏を返せば、彼が後手に回るほど音速兄貴は魔の巣窟ということになる)
2017年9月9日に自身のX(Twitter)上で結婚を、約2ヶ月後には式を挙げたことを発表。
2018年、第一子となる長男が誕生した。
2019年には、ひふみんこと加藤一二三九段が前世 (と噂されている。中の人は明かされていない) の将棋系Vtuber『ひふみちゃん』のキャラクターデザインを手がけている。
2022年1月には、MUCCの逹瑯のソロプロジェクトで『赤い糸』のMVを担当した。
人物
常時笑っているように見える目元と、伸びがちな声から受ける穏やかな印象とは裏腹に、性格は自由奔放で、歌い手の湯毛から『ドSの塊』と称されるほどのイタズラ好き。
ボソッとにこやかに毒を吐いていくスタイル。その毒の吐きっぷりは、自身の作品にも遺憾なく生かされているようだ。本人曰く「人が困っているのを見るのが好き」とのこと。
同じく絵師のせらみかるとはニコニコ黎明期からの絵師繋がりで、ニコラジでは2010年から2017年までの間、レギュラー絵師スタントとしても活動していた。現在でもニコニコ公式放送によくセットで出演している。
そして、五月病マリオのイタズラの矛先はだいたい彼である。
主な例としては、
- 愛用の笛にスライムを仕込まれる
- 目薬の中身を水にすり替えられる
- リュックの底に剥き出しの飴玉を仕込まれる
- 日大タックル
など、側の人間から見ればアウトラインギリギリのイタズラをしょっちゅう仕掛けている。
誤解を避けるために一応記載しておくが、お互いにちゃんとリスペクトはし合っており、友好関係であるので安心してほしい。
せらみかるとの初対面日の事件については、てつくずおきば体験版第5話を参考のこと。
地頭が良く新しいものにはとりあえず手をつけてみるという一面に加え、バンドメンバーからも『何でもすんなり上手くなる』と評価されるほどの器用さを持ち合わせているが、番組のMCに関してはさっぱりだった。
専ら酒好きであり、全ての酒類がイケるクチ。X(Twitter)では、飲みすぎて翌日二日酔いツイートをするまでが定石。
チャンネルリレーのカラオケ配信企画で全チャンネル放送に出演し、ぶっ通しで酒を飲み続けたその偉業(?)は『スーパーマリオラン完走』とも言われる伝説である。 (なお後の打ち上げでダウンした模様)
酒を飲むと普段よりも真面目ぎみになるが、彼の知人情報では「酔い方が何パターンもある」
らしい。
X(Twitter)やYouTubeのアイコンで使われている犬のイラストは、彼の実家で飼っているヨークシャーテリアのチップさんがモデルになっている。後に同キャラクターでセルフ受肉した。
表記揺れ
ニコニコ動画のユーザー名は『5月病マリオ』だが、YouTubeのチャンネル名は『五月病マリオ』である。活動初期には『5月病マリオの人』タグも使われていた。
なおpixivでは『5月病マリオ』タグでの作品投稿数の方が多い模様。
関連イラスト
関連動画
逹瑯『赤い糸』:MUSIC VIDEOでMovieを担当。