ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

概要編集

四方を守護する四神青龍朱雀白虎玄武)に対し、中央を守護するものとして黄龍または麒麟を加え、五行(木火土金水)と対応するようにしたもの。

五獣とも。


四神と五行は密接であるのだが、実は中途半端な対応となっており、(中央、黄色)の所のみが空席となっている。

そこで、これに対応する神が求められるわけである。


麒麟はこの場合、(中国語の時点で)黄麟(こうりん?)とも呼ばれており、これによって五神の全員が、対応する色を名前に冠する形となる。

なお、麒はオスで麟はメスと説明される事が多いが、これは後で付けられた意味であり、「麟」の一字で麒麟を意味する事例は古くから存在したとされる。

更に黄龍と同一視される事もある。


黄龍は青龍とで被っているが、麒麟も四霊においては白虎のポジションにあり、黄龍と同一視される事のある応龍も青龍のポジションにあり、どちらにしても少々ややこしい事になっている。

ただ、麒麟は白虎とはだいぶ性格が異なっている他、龍の特徴も多く備えており、西方に位置する必然性も特に無く、麒麟自体は白虎と被っているとも言い難い。

四神と四霊の関係はいまいちはっきりせず、麒麟が白虎のポジションに配置されたのはあくまで没設定的なものである可能性もあるため、四霊を持ちだす方が不適当かもしれない。


四神は守護する対象の四方に描かれるような形で扱われる事が多かったため、五神が揃ってたとしても、中央の神は扱われる機会が中々無かったかもしれない。

他にも、勾陳勾陣)が代わりとなったり、騰蛇が加わって六神となる事もある。

逆に、朱雀、白虎、玄武も赤龍白龍黒龍)に置き換えた形の五龍というものも存在。


類似のもので、中央に人間あるいは聖人を当てるものもあるが、そちらは五虫という考えに基いており、主に四霊との組み合わせとなっている。

五虫では人間を「裸の動物」として扱っているが、麒麟も黄龍も特にこれに該当しておらず、五虫の考えを五神に取り入れる動きは無かったようだ。


関連タグ編集

五獣 四神 五行 

 五人組/クインテット 五色

関連記事

親記事

四神 しじん

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 4849

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました