概要
1980年(昭和55年)〜1998年(平成10年)の間に作られた京三製作所の鉄板灯器。
小糸工業(現:コイト電工)や日本信号との共通丸型灯器で特に日本信号の灯器と似ているが、違いとして底面に水抜き穴が4つ、コード穴が灰色、25cm灯器は外庇しかない上、日本信号製の庇よりやや深めの違いなどが特徴である。
灯箱はクチバシ灯器とほぼ共通しており、樹脂灯器採用県を除いて全国的に設置された。
栃木県では赤だけ30cmも存在するが、群馬県はカマボコ灯器から京三は参入したので元から存在しない。
ブツブツレンズは採用している地域としない地域があり、前者は神奈川県や大阪府など。後者は静岡県や福島県、北海道などか該当する。
ブツブツレンズの鉄板丸形を採用していない県の多くはブツブツレンズ導入と同時に電材擬き灯器を採用したか、アルミ灯器以降でも網目レンズを引き続き採用していた。
又、ブツブツレンズには採用した地域にはソフトホワイト電球とバンドミラー電球があり、前者は神奈川県、京都府、栃木県、新潟県等。後者は茨城県、大阪府、滋賀県、広島県等で採用された。
西日対策灯器は基本的に存在しないが、埼玉県などではブロンズレンズが採用された他、東京都では小糸工業の渦巻レンズを採用し続けた地域もあった。
京三分割型灯器が登場後も、この灯器は並行して製造された為、栃木県等では丸型を採用し続ける県もあったが、一体型灯器である京三カマボコが登場した1998年(平成10年)頃に製造終了した。
因みに横浜工場(製造番号『T』)と大阪工場(製造番号『Z』)があり、後者の方が鯖が少ない場合が多い。
その為、この灯器は関東型、埼玉型(横浜工場製造)、関西型(大阪工場製造)に3種類が存在する。