概要
予讃線の特急列車は、所要時間の都合から予讃線の支線および内子線を経由し、予讃線の本線にあたる区間は経由していない。
ただし、この区間は伊予灘沿いを走行し、美しい景観を味わうことができることから、伊予灘の景色とともに愛媛県産の食材を使用した本格的な食事を楽しめる観光列車を走らせることになり、2014年7月に誕生した。
評判
全国に数ある観光列車の中でもとりわけ高評価を得ている。
2015年8月に日本経済新聞が行った「おすすめの観光列車ベスト10」という調査で1位を獲得し、平均乗車率は88.7%とこれまた高い数字を記録している。
データ
運行区間
土・休日・祝日を中心に臨時列車として運転される。松山駅~伊予大洲駅間、松山駅~八幡浜駅間の列車をそれぞれ1往復ずつ設定している。
停車駅の1つ・下灘駅では長時間停車が行われ、ホームから広大な伊予灘を望むことができる。
使用車両
車両は他のJRグループの観光列車のトレンドに倣い、改造車&グリーン車扱い。2022年の車種変更と同時に種別が特急になるため、乗車料金の形態が変更される。
- キロ47形 1400番台2両編成(~2021年):種車はキハ40系のキハ47形。2011年に廃車になった空気バネ台車搭載の500番台・1500番台各1両が、2014年にキロ47形1400番台として車籍復活を果たしたものである。
- キロ185系 1400番台3両編成(2022年~):3両編成化によりグリーン個室が追加される。ちなみに中間車はアイランドエクスプレス四国Ⅱに使用されていたキロ186-8を再改造。