「俺はよ…てめぇらみたいにひん曲がった奴らが大っ嫌いなんだよ!」
演:堀秀行(OVA版)/中倉健太郎(東映版)/伊藤健太郎(日本テレビドラマ版)
人物像
生真面目で義理堅く正義感の強いトゲトゲ頭のツッパリで、私立軟葉高等学校への転校をきっかけにツッパリデビューした。ちなみに良家の御曹司であり、父親はスポーツタイプのベンツ、母親は日産シーマに乗っている。母親は息子に似ず顔立ちがよく優しいが、自分の躾、教育に対し徹底した美学を持っており、時に息子に無茶(皆の見てる前で子豚を屠殺)を強要したりしている。また、母親似の美人の妹もいるがキャラとしてはあまり目立たない。
身長180cmだが、髪も含めると205cmくらいとなる。改造制服は三橋とは対照的に長ラン。
ちなみに日テレ版では演者の伊藤健太郎がわざわざ髪を伸ばして撮影時にスプレーで固めていた。つまり自毛。
私服は基本長ジャージであり、あのガッチガチの髪型もだらんとした長髪になる。
体力と根性は人一倍で、曲がったことが大嫌いな『漢』である。一体何のためにツッパリになったのかわからないくらいにお人好しであり、(卑怯大魔王呼ばわりされる三橋とは逆に)人柄も手伝って軟葉高校では男女問わずの人気者で、皆から慕われて尊敬されている。大勢で一人を囲む多対一が嫌いで、囲まれた方が誰であっても加勢している。短所は不器用で頭を使って物事を対処するのが苦手である事であり、周囲の人間を騙して利用する策略家タイプに非常に弱い。(そのため、日テレ版ドラマ公式からも「バカ真面目」と評されるほど)
とはいえ、三橋の悪行にノリノリで加担することもある(相手がろくでもないヤツの場合に限るが、際限を知っていて自制しようとしない)。
三橋が「ワル」「不良」だとしたら、伊藤は「ガキ大将」「番長」に近いタイプのツッパリと言えよう。
酒に弱く、少しでも飲むと眠ってしまう。
ちなみに、トゲトゲにしている理由は自分が根暗、オタクと思われたくないからである。生まれつき顔立ちの良い三橋とは対照的にルックスはあまり良くなく、修学旅行編で校則通りに髪を下ろしてきたときにはクラスメイトの女子からも「暗そう」「オタクっぽい」と頗る評価が良くなく、それでますますコンプレックスが強くなっていった。
人物関係
偶然にも同じ日に軟葉高校に転校・ツッパリデビューを果たしており、彼が佐川直也率いるツッパリグループに囲まれているところを加勢したことでコンビを結成する。
その後ケンカに対する姿勢の違いゆえか一度袂を分つことになったが、彼がこっそり自分を助けていたことを知り、以降は無二の親友兼相棒となる。
性格的にはあらゆる意味で対照的だが、実は根の部分が似ており、たまに一緒になって悪ノリすることも。
普段は振り回されていることが多いが、逆にその性格を知り尽くしているため、彼を上手く操縦できる数少ない人物の一人である(赤坂理子ですら「やっぱり伊藤ちゃんにはかなわない」と述べるほど)。
ゴロツキたちに監禁された彼女を救出するため身を挺して戦ったことから好意を持たれるようになり、そのまま恋仲になった。
恋愛に関しては保守的な考えを持つためにプラトニックな恋人関係にあり、一緒にいる場合は喧嘩を控えている。
日本テレビドラマ版ではその恋人関係が大きく描かれている。
同級生で、三橋と共によく行動を共にしている。
よく行動を共にし、共闘することも多い。
当初は敵対関係だったが、後に和解。
宿敵の一人で、幾度となく交戦した。
修学旅行先の京都で交戦。
彼からは人柄を信用されており、今井と共に助太刀されることも。
戦闘面では
運動神経は抜群で驚異的なタフネスを誇り、実力も高い。
しかしかませ犬になることも少なくなく、負けることもままある(それでも戦績は高い方)。
そして怒りといった感情の高ぶりで強くなるタイプであり、人一倍の体力と根性も相まって三橋に匹敵もしくはそれ以上の凄まじい強さを発揮することもある。
なんとラスボスを倒したのは三橋ではなく彼である。