概要
佐竹義重の長男。母は伊達輝宗の妹で、伊達政宗は従兄弟である。
天正14年(1586年)に家督を継ぎ、豊臣政権下で常州54万5000石余を安堵された。
石田三成とは仲が良く、三成が福島正則や加藤清正ら武断派に襲撃された事件では三成が死ねば世の中が面白くなくなるとして、彼の救援に向かったという。
慶長7年(1602年)、関ヶ原の戦いで徳川家康に加担しなかったなどの責めを負い、出羽秋田に転封。
後の久保田藩20万5000石余の基礎を築いた。
余談
秋田への国替えの際、水戸中の美女を伴って連れて行ったことから秋田は美人の郷(要するに秋田美人と言われるようになる要因)、茨城はブスばっかりと言われるようになった原因といわれている。
その他、佐竹家が領民にいかに慕われていたかという寓話として、常陸国の海で獲れていた魚ハタハタが秋田の名産となってしまい、金山や銀山の鉱物は牛(金べっこ、銀べっこ)になって去って行ったという民話が伝わっている。
鷹狩りに出た際に雄物川に棲む川熊という妖怪に、鉄砲を奪われてしまったという伝承がある。
戦国無双での佐竹義宣
武器:2では槍 3では刀 4Empiresでは大太刀 声:山田真一(2) 草尾毅(3) 荒井聡太(4・真田丸) 宮崎寛務(4Empires)
「あ奴がおらねば世も面白うのうなる…参るぞ」(3Empの特殊対峙セリフ)
「我は鬼義重が子・佐竹義宣なり!」(4Empの特殊対峙セリフ)
戦国無双2では師将モブグラで登場し、三成救出戦では三成が死ねば世の中が面白くなくなると援軍として加勢する。
徳川家康の外伝の上杉征伐でも、三成のために直江兼続に加勢したと語る。
3では何故か祖父の義昭や父の義重と異なり、何故か猛将ボイスの武将になっている。そのため本来は息子である彼の方が老けた容姿になってしまっている。
イベントでは父から譲り受けた刀を短くして使用した逸話や布団を送った際に義重が布団を使わなかった事を見抜き、健康に気遣うなど熱血な父の義重とは対照的に真面目な性格となっている。
4Empiresでは祖父・義昭や父・義重と揃って固有のデザインで登場し、それに伴い武器が大太刀に変更された。また容姿が若くなったため、声が4時代の猪突から若輩に変わっている。
真田丸では外見こそ4Empiresのものだが、声が4時代の猪突に戻ってしまっている。
創作では
へうげもの
水戸弁口調のキャラとして登場。古田織部の焼き物を見て感激していた。