佐竹(遊戯王)
さたけ
王国編から登場するデュエリスト。
下の名前は不明。
バンデット・キースことキース・ハワードの傘下に身を置き、ゴースト骨塚、高井戸清と行動を共にしていたが、骨塚が城之内克也に敗北したことでキースのとばっちりを受け、スターチップを奪われて脱落を余儀なくされた。
その後、バトルシティ編ではキースの鼻を明かすために骨塚、高井戸と共にパズルカードを卑怯なやり方で集めていたが、闇バクラによって闇のゲームの巻き添えを食らい罰ゲームを受ける破目になった(アニメでは、原作で割愛されていた部分が掘り下げられている)。
大柄な体系、ギザギザの短髪に後ろ髪を結び、三白眼の目つきが特徴。
キースを「兄貴」と呼び慕うなど、仲間と認めた人物には寛容で協調性が強いが、典型的ないじめっ子気質でもあり、敵や獲物とみなした人物には持ち前の腕っ節と姑息な手法で仕留めようとするなど、暴力的でずる賢いやり方も厭わない卑劣な一面もある。この部分は、物語の初期に登場した蛭谷のやり方に似ているが、本質的には蛭谷より一枚落ちる(アニメでは闇バクラにも仕留められている)。
キースのアドバイスと、彼によるデッキのバックアップによりペガサス・J・クロフォード城まであと少しというところまで骨塚、高井戸と共に勝ち抜いた。キースとは違い、ペガサスから「王国への招待状」を送られてきた正式な参加者であり、デュエリストとしての実力はそこそこあると思われるが、佐竹自身がデュエルをする場面は原作でもアニメでも描かれていない。
城之内が自然現象のため、武藤遊戯一行から離れた隙を狙い、済ませた城之内に絡んで不意打ちを食らわし気絶させ、洞窟の奥にある墓場フィールドへ連れて行く。城之内の危機に気付き、墓場フィールドまでたどり着いた遊戯たちと対面し、本田ヒロトと対峙、本田に殴られる動作を察してパチンコ玉をぶつけ、その隙をついて城之内と同じ不意打ちで痛めつける卑劣さを見せるも、遊戯たちの応援によって城之内が勝利したことで自分の立場が危ぶまれる。遊戯一行より先にキースたちと共に洞窟を脱出し、骨塚・高井戸と共に岩で入り口を塞ぎ、遊戯たちを閉じ込める。その直後、骨塚が負けたことでキースによって逆恨みに等しいとばっちりを受け、スターチップも奪われて骨塚と高井戸ともども脱落となった。
その後、バトルシティ編ではキースの鼻を明かすために骨塚と高井戸と共にパズルカードを卑怯なやり方で集める。アニメでは詳細が描かれ、3人で墓地にデュエリストをおびき寄せ、ゾンビのマスクを被ってデュエリストを脅し、怖気づいてデュエルディスクを落として逃亡した後にパズルカードを抜き取るなど、原作以上に卑劣な場面を見せた。だが、飛び入り参加した闇バクラに襲い掛かるも、腕を後ろに回し捻られて仕留められる。闇バクラが骨塚と「闇のゲーム」によるデュエルで骨塚が敗北し、骨塚と高井戸ともども闇に引きずり込まれる罰ゲームを受けるという、自業自得の末路を迎えた。