概要
グールズに所属するレアハンターの2人組。
神のカードを強奪すべく闇遊戯と海馬瀬人にタッグデュエルを仕掛けた。
背の高い方が「闇の仮面」を、背の低い方が「光の仮面」を名乗っている。
左右半分だけの半面をそれぞれ付けており、三日月と太陽がモチーフになっていると思われる。
原作とアニメ版では仮面のデザイン、顔立ちが微妙に違う。
タッグデュエルでは闇の仮面が高攻撃力モンスターを、光の仮面が魔法・罠による妨害と補助を担当するという形で分担している。どちらのデッキも仮面をモチーフとしたカードが中心。
ビルの屋上にあるガラス床に爆薬を設置し、それぞれのLPが0になると立っている1/4が抜けるというルールでデュエルを行ったが、自分たちだけは保険としてパラシュートを着用していた。
なお、2人が使ったカードはOCG第二期のうちにOCG化+パック名が『Spell of Mask-仮面の呪縛-』、更に後年になって『遊戯王デュエルリンクス』でレジェンドデュエリストとして登場したりとチョイ役の割に妙に優遇されている部分がある。
キャラクター
光の仮面
CV:水島裕
顔の右半分を隠す、笑顔の白い仮面を付けているチビ。口癖は「~かんな」だかんな!背が低いのを気にしているらしく、本人曰く「チビとぬかしやがったらただじゃすまないかんな!」。
一方で、人間離れした運動神経の持ち主で、海馬に不意打ちを仕掛けデュエルディスクに「決闘封じの枷」を付け、そのまま看板を踏み台にしてビルの外装を駆け上がるという離れ業を見せている。
主にデッキに入れているカードは「呪魂の仮面」「生贄封じの仮面」など、ロック・バーン系のカードが中心。
精神的に脆い部分があり、海馬に揺さぶりをかけられた際にはコンプレックスから闇の仮面への不信感を募らせたり、遊戯を仕留められるチャンスを掴んでおきながら青眼の白龍の反撃を恐れてトドメの機会を逃すなど、プレイングはよく言えば保守的、悪く言えば臆病。
ただし逆境に強いタチでもあるようで「選ばれし者」の1/3抽選を的中させ「仮面魔獣デス・ガーディウス」の特殊召喚に成功、再び形勢を有利に傾けるなど追い詰められた際には意外な勝負強さを見せている。
闇の仮面
CV:石井康嗣
光の仮面とは対照的に、左半分に怒りの形相が型どられている黒い仮面を被った大男。
見た目のいかつさに反して気が小さいらしく、ピンチになると狼狽しやすい木偶の坊。
主にデッキに入れているカードは「仮面魔獣マスクド・ヘルレイザー」や「女邪神ヌヴィア」など戦闘担当のモンスター。光の仮面が相手の動きを封じているうちに、闇の仮面の召喚した高火力モンスターでトドメを刺すという戦法だった。
最終的に「融合解除」と「クロス・ソウル」の合せ技で召喚された「オベリスクの巨神兵」によるダイレクトアタックを受けLPを0にされ、爆薬が起動し足元のガラス床が抜けて墜落した。
しかし、ローブ状のコスチュームの中にパラシュートを隠しており、無事(?)旗竿に引っかかって生存するなど最後まで器の小さいところを見せつける事になった。
余談
・自らを無敵のタッグと自称する彼等ではあるが、本心ではお互いを信頼しきっておらず、光の仮面は闇を「態度のデカいデカブツ」、闇の仮面は光を「チビ」と内心見下しており、一度の不利と海馬の挑発で簡単にチームワークにヒビを入れていた。
事実光の仮面はマスクド・ヘルレイザーの攻撃力を上回るデス・カーディウス、闇の仮面は相手の攻撃を防ぐ「鉄壁の仮面」と、本来は相方の戦術の領分であるはずのカードをデッキに投入している。
対外的には『姑息なチビと思慮の浅いデカブツが徒党を組んでお互いの欠点を押し付けあってるだけ』とも言えるコンビであろう。
・アニメ版では彼等の登場前に現れ、海馬に一掃されたモブのレアハンター二人組が彼等の変装という事になっている。…もっとも本来の姿の方が変装っぽい見た目だが。それに伴いアニメ版の闇の仮面は原作の彼と人相が大きく異なっている。
また、アニメでも闇の仮面が撃破された時点で「既に決着は付いた」とゲーム続行を求める海馬を遊戯が諌める形で決闘が終了していたが、タッグルールに則って光の仮面のライフをゼロにするまで続行しようとした場合遊戯もバーンダメージでビルから落下してしまうところだった。あぶねぇぜ社長。