概要
1979年生まれ。
戦いぶりから「ノックアウト・ダイナマイト」の異名を持つ、歴代KO率日本No.1のボクサー。
来歴
小学校は野球、中学校はサッカー、高校でボクシングを始める。
高校3年の時にバンタム級で出場しインターハイでベスト8入り。同年のなみはや国体少年の部バンタム級では準優勝した。
拓殖大学に進学。しかし、補欠にも選ばれず同級生の荷物運びという厳しい扱いを受ける。この屈辱をばねにして努力を重ね、ライト級に変更。
4年の時全日本アマチュアボクシング選手権大会で優勝。
大学卒業後、高知県の建設会社に勤務しながら2002年の国体で優勝。同年に行われたタイ王国主催のキングスカップでは、優勝したアトランタオリンピック金メダリストのソムラック・カムシンに敗れ、銅メダルを獲得。
その後東京の旅行代理店に転職、2003年には全日本選手権3連覇を果たし、国体も含めアマチュア4冠を達成。同年の世界選手権大会ではベスト16入りする。
2004年のアテネオリンピック出場を目標として日本国内予選を勝ち抜いたが、同年5月11日にカラチ(パキスタン)で開催されたアジア地区最終予選で1回戦敗退。
一度引退を同年の彩の国まごころ国体が出身地の埼玉県で開催されたこともあり、体調が万全でないまま出場し決勝まで進むものの細野悟(法政大学、後プロボクサーとして世界戦の経験もある。)に敗れた。再び引退の意思を固めてプロのジムやK-1などからの誘いも断ったが関係者の説得もありワタナベボクシングジムからプロへ転向することを決めた。
2005年7月16日、6回戦でプロデビュー。初回TKO勝ちを収める。
2007年9月8日、8戦目で空位のOPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王座決定戦でナデル・フセイン(オーストラリア)と対戦し、8回TKO勝ちで王座奪取に成功、以後5回防衛。
2010年1月11日、14戦目で世界初挑戦。東京ビッグサイトでWBA世界スーパーフェザー級王者フアン・カルロス・サルガド(メキシコ)に挑み、12回2分48秒レフェリーストップによるTKO勝ち。 無敗で王座獲得に成功した。(11度防衛、内10回KO勝利。)
2015年2月21日、WBA世界スーパーフェザー級王座の9度の防衛中7度のKO防衛という試合内容が評価されスーパー王座に認定された。
2016年4月27日、大田区総合体育館でWBA世界スーパーフェザー級暫定王者でWBA世界スーパーフェザー級1位のジェスレル・コラレス(パナマ)と対戦し、2回に3度ダウンを奪われて試合終了、2回2分59秒TKO負けを喫し王座陥落。
2016年12月31日、ジェスレル・コラレスと再戦するも12回1-2(112-115、110-117、114-113)の判定負けを喫し返り咲きならず。
2017年7月29日、27戦24勝(20KO)2敗1分という戦績を残し現役引退を表明した。前日には同じ階級の元WBC王者・三浦隆司〈帝拳、内山が三度目の世界防衛戦で対戦し8RTKO勝利した。〉がtwitter上で引退を表明している。
余談
大学の後輩に3階級制覇の『激闘王』八重樫東(大橋ボクシングジム)がいる。
実弟の内山篤も2009年にプロボクサーとしてデビューした。
外部リンク
内山高志KOチャンネル(YouTubeチャンネル)