データ
武力 | 89 | 蛮性 | 55 |
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知力 | 90 | 忠義 | 97 |
政治 | 91 | 混沌 | 91 |
統率 | 97 | 革新 | 87 |
魅力 | 96 | 逃隠 | 30 |
属性:軍事貴族 | 辺境属性の武将忠誠度50%上昇 |
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属性:天才 | 全ての技能の習得時間が短い |
技能:爆速行進 | 二回行動出来る |
技能:四矢縅 | 扇状の範囲攻撃 |
技能:??? | 高威力の超長射程攻撃 |
技能:出しゃばりキャラ | 武力・統率10%上昇、逃隠40%低下 |
コメント | 余の華麗なる能力値が書ききれん! もう一回人物紹介を割り当てよ!! |
マーキング・パターン | この世の全ての花(本人談) |
概要
北畠顕家とは、南北朝時代初期に登場・活躍した武将であり、『逃げ上手の若君』にて、中先代の乱の後に登場した人物。
元弘3年/正慶2年(1335年)、後醍醐天皇の新体制において、親房・顕家親子は後醍醐帝の皇子・義良親王(後の後村上天皇)を奉じて奥羽に赴任、鎌倉幕府残党の鎮圧に乗り出している。
20歳に満たぬ年齢でありながら、一騎当千の武士ですら成功しない三十三間堂越えの的に一点の狂いもなく「涼しい顔をして全て当てている」ことが魅摩の口から語られている。
人物
奥羽で主君・義良親王、父・親房、春日顕国らと治安の維持にあたる貴族ながら、武芸に秀でた人物であり、中先代の乱の後に起こった建武の乱にて一躍華々しい活躍をあげる。
時行には「まるで太陽がそのまま人になったような人物」と評価されるが、階級意識の権化にして、剥き出しの差別主義者であり、武士を野蛮な人間や獣も同然と公言して憚らず、性格はドSな俺様気質そのもの。
しかし負傷した兵を罵りながら傷口の膿を吸ってやったり、彼らを信頼して護身用の刀も持たないなど悪意から差別しているわけではない。「差別用語を禁じたところで差別などなくならない。しかし敬意さえ通じ合えば一つにまとまる」との考えからである。
彼らを率いるためには文化ではなく武芸に秀でることが必要と認めており、そのために虚弱な体質を隠し疲弊していることを隠しており、そのことを知るのは時行のみである。
一方で、獣同然と吐き捨てる潜伏中の時行の隠れ家に自ら出向いて、彼を自陣営にスカウトしたり、荒くれ者の集まりである鎌倉武士の残党を率先して率いるなど、率先して行動に移る人物でもある。また、武芸や軍才に関しては、冷徹無比な高師直をして「本当に貴族か?」と唸らせるほどであり、特に即効に優れた武将。
本作の作者である松井優征氏の夫人は北畠顕家の子孫らしく、巻末コメントにて「性格は似ていないけど猪突猛進型のところは一緒」と書いている。
131話にて
131話にて、顕家軍の前に
の貼り紙が…。
「ええ~麦飯しかないの?」
「米が食えるから軍に入ったのに」
と不満を垂れる武士達に顕家は
「やかましい!米が無ければ菓子を食え!!」
と一喝するも
「よけい無いわ!!」
と突っ込まれてしまった…。
- この話はフランスの王妃・マリー・アントワネットの発言を基にしたものであり(現在、この発言はマリー・アントワネットのものではないと否定されている)、2023年に中日ドラゴンズ内で起こった『令和の米騒動』をネタにした時事ネタギャグである。
- しかし、翌年の2024年8月に本当に米の需要増によって都市部を中心に米がスーパーに出回らなくなってしまい顕家のこの発言が再び注目されてしまうことになる。