概要
ロックマンゼロにおいて設定されている、特定の武器たちの総称。
イレギュラー戦争・妖精戦争時、トップクラスの実力を持ったイレギュラーハンター専用に開発された特殊な武器であるとされている。
…が、劇中でこの設定が語られることは無く、あくまでも設定上の話であるため、実際のところは不明点が多い。
下記の通り矛盾点も多いため、結局のところどういう設定なのかはとても曖昧である。
これを前提として踏まえた上で、下記に一覧を記す。
一覧
以下はあくまで特定の筆者が記載した妄想であり公式情報ではない
ロックバスターMK-17
通称、エックスバスター。
エックスの両腕下腕に常時装備されている固定武装。手をまるごと格納し代わりに銃口を出すことで形成される。
太陽エネルギーを圧縮・エネルギー弾化した「ソーラーブリット」と呼ばれるバスターショットを発射する他、エネルギーをバスター内で増幅する「チャージ」を行うことで高出力と貫通力を実現する「ハイパーXブラスター」(所謂チャージショット)を発射できる。
更に、設計思想を受け継ぐ他のロボット(レプリロイド)の武器データチップを装着することでその機能を強制解放・増幅し再現する「武器可変システム」及び「特殊武器」の使用も標準搭載・可能としており、アーマーパーツの追加装備によって武器チャージも可能である。
総じてロックバスターの完全上位互換となっている。
なお、この武器は当然ながらトーマス・ライト博士がエックスの開発とともに作り出したロックバスターの改良型であるため、前述の定義とは異なる。
ライト博士がエックスを生み出したことはケイン博士以外にはほぼ知られていないため、あくまで憶測ではあるがケイン博士が事実を隠蔽するために武具の一つに加えたのかもしれない。
ゼットセイバー
青緑色の刀身を持ち、地上で繰り出す素早い3段斬りやジャンプ斬り、ダッシュ斬り、回転斬りなど非常にバリエーション豊かな攻撃方法を有する。エックスバスターを凌駕する切断能力によりあらゆるイレギュラーを叩き斬る他、ゼロのラーニング能力と同調することで様々な必殺技を放つことも可能。
X6以降のものは微妙に性能が異なる。
ロックマンゼロにおけるセイバーは三角形型になっているが、世界観の違い故の描写であり、本来の形はそのままであるとされる。
この武器もハンター側で作られたわけではなく、サーゲスがゼロを改修する際に新たに増設した武装であるため厳密には定義には入らない。
アクセルバレット
アクセルが装備する2丁拳銃。
エックスバスターやゼットセイバーと異なり火力は低めだが、その分連射性能に優れており、様々な方向に素早く反応し弾幕掃射でイレギュラーを撃つ。
射撃精度も高く、細かな射角調整も可能。出力を強化した弾丸は青くなる。
撃破対象のDNAデータを結晶化し、アクセルのAトランス(他のレプリロイドに変身できる能力)を発動可能とする、コピーショットと呼ばれる特殊なエネルギー弾を放つこともできる。
アクセルの出自が不明なため、実は誰が作ったかもわかっていない。
また、ロックマンゼロシリーズにおいてアクセルの行方は一切語られていない。
ソニックブレード
賢将ハルピュイアが振るう一対のセイバー。刀身はピンク色。
元々ハルピュイアはこのブレードを扱うために作られたとされており、自在に使いこなす。普段は背中の羽に一本ずつ格納されている。
ゼットセイバーと異なり遠近両用で、素早い斬撃波「ソニックブーム」を放つことが可能。空を斬り裂くその切れ味は鋭く、その気になれば超巨大な真空波を放つこともできる。雷雲を起こして雷を落とすこともできる。
ソドム&ゴモラ
闘将ファーブニルが装備している大型複合武装。元々彼の専用武器とされている。
武具としてのカウントはソドムとゴモラで一つずつだが、専ら対の武器として同時使用される。
普段は各部を縮めてファーブニルの背中に装備されている。
高威力の火炎弾を放つ銃の上下に大型のアームユニットを備えたものとなっており、ユニットを展開することで巨大なクローとなり、近接攻撃として用いて相手を掴むことが可能。
エックスバスター同様チャージもできる。出力を最大にすれば周囲の足場を炎の柱で埋め尽くすほど。
フロストジャベリン
妖将レヴィアタンが装備している長槍。彼女専用武器。
地上・水中問わぬ攻撃範囲と威力を誇り、穂先からはエネルギー弾を発射。回転させれば簡易シールドと共に周囲の水分を冷却して形成するマリンスノーを展開する。
水中でのレヴィアタンの自在な機動性により様々な扱い方が可能であるが、逆に地上では若干性能が落ちてしまう。
闇十文字
隠将ファントムの持つ十字手裏剣型の武器。彼の専用武器でもある。
見かけよりも大きくかつ素早いだけでなく、切れ味も抜群。回転時には彼を乗せて上昇できるほどの安定性も併せ持つ。
地上に投げられると4本の苦無に瞬時に変化し広範囲を攻撃できる。
ちなみにファントムが使っている刀は武具の一つにはカウントされない。
アルティメットセイバー
オメガが振るう、救世主にして破壊神の剣。
ゼットセイバーと同一のものだが、リミッターが解除されているのか刀身は紫色に染まっている。
※武具にカウントされるのか否なのか曖昧なため、情報の加筆が必要。
余談と考察
ここまで書いたが、疑問点がないだろうか。
①エックスバスター(ロックバスターMK-17)
②ゼットセイバー
③アクセルバレット
④ソニックブレード
⑤ソドム
⑥ゴモラ
⑦フロストジャベリン
⑧闇十文字
⑨アルティメットセイバー(真偽不明)
⑩?
十の光る武具にもかかわらず、何故か明言(あるいは示唆)されている武器は9種類しか存在しない。アルティメットセイバーに至っては含まれるかどうかも曖昧である。
ソニックブレードを2つとカウントすれば問題ないが、そもそもあの武器は一振りだけで運用できるかと言われると微妙であるため可能性は低い。
また、エックスバスターとゼットセイバーは制作者が制作者故に100年前には既に作られていた設計理論であると思われるため、この武具らもバスター・セイバーの設計思想を元に作られていると考えられているが、真偽は一切不明。
またソニックブレード以下四天王の武具も四天王が使う以前から存在しているという説もある。
結局のところ、前提からして劇中では全く触れられないため、深く考えない方が良いのかもしれない。
さらなる余談
あくまで二次創作ではあるが、
ロックマンシエルにおいてはアルティメットセイバーの代わりに九番目の武具として「エイトブランド」が、十番目の武具としてエックスバスターのエネルギーを刀身に宿した対ゼロ用の実体剣「エクスカリバー」が設定されている(リンク参照)。