概要
老王オーラントが「古き獣」を目覚めさせると同時に現れた存在。
人間より巨大なナマコのような姿をしているが、その正体はボスキャラクターである「デーモン」たちの原型、幼体と言える存在である。
本作における「デーモン」とは、原初の存在である「古き獣」にソウルを供給する為の手足のようなもの。各地に現れた原生デーモンたちは、その土地の恐れや伝承を具現化した怪物となる事で強大な力を得て、人間等の生物を殺害・捕食する形でソウルを奪取し、それを古き獣に捧げていたのだ。
要するに竜の神や嵐の王のような伝説の巨大デーモンたちも、この原生デーモンが伝承を具現化・実体化した存在である。塔の騎士やつらぬきの騎士、王の化身のように著名な戦士の姿を持つデーモンたちも、本人がデーモン化したわけではなくその勇名を基に模倣された「似姿」に過ぎない(乙女アストラエアのように後天的にデーモン化した例外もいる)。
ゲーム中では各エリアのソウル傾向が「黒」になると一匹ずつ出現する。
基本的に身体側面の触手や尻尾をくねらせているだけで移動せず、攻撃手段もプレイヤーが真正面に立った時に行う噛みつき程度で殆ど戦闘能力はないが、エリア傾向が黒化すると難易度が上昇する為、そもそも原生デーモンの居場所まで辿り着くのが一苦労、ということもある。
撃破すると「色のないデモンズソウル」をドロップする。デモンズソウルを利用して作った武器を強化するにはこのソウルが必要となるが、エリア数が5つである関係上、一周で5個しかドロップしないので用途は慎重に考えなければならない(「ピカピカ、キラキラ」アイテムとの交換やメフィストフェレスからの暗殺依頼報酬も加えれば更に5個入手可能)。また、ドロップ率は100%ではないので、アイテムドロップ率を強化する装備などを併用しなければ手に入らない事もある。
PS5のリメイク版にも登場したが、ナマコのようで牙を持つという特徴を除けばよりグロテスクかつ卑猥にも見えるデザインになっており、賛否両論である。
関連イラスト
有益なアイテムを落とす上にほぼ無害なためか、PS3版は一部で萌えキャラ扱いされている。