曖昧さ回避
- 漫画『エアギア』の主人公の異名については南樹の記事を参照。
- ゲーム『Fate/GrandOrder』のサーヴァントの異名についてはアルトリア・オルタ(ランサー)の記事を参照。
概要
嵐の祭祀場の最深部「嵐の祭壇」を支配する『デーモンの長』の一体であり、祭祀場の空を舞うエイのようなクリーチャー「嵐の獣」の王たる存在。影人たちの嵐に対する信仰を具現化したデーモンと思われる。
「嵐の獣」と同様、姿自体は空飛ぶエイに似ているが、接近するとプレイヤーの視界に収まらないほどの巨体を持つ。更に頭部からは触手をうねらせ、不気味な単眼で地上を睨みつけているなど、身体の各所はよりグロテスクになっている。攻撃手段は身体の下部から発射する棘のみだが、嵐の獣が発射する棘より遥かに巨大なうえに誘導性が高く、おまけにそれを爆撃機の如く多数連射してくるので、遮蔽物無しで回避するのは困難である。
「古い勇士の要石」奥の霧を潜ると、周辺空域を回遊しながら空襲してくる。空に居るので近接武器では攻撃が届かず、弓や魔法などの長距離攻撃手段が無ければ手が出せない。また、身体に張り付いていた嵐の獣たちも数十匹ほど周囲を飛行しており、これらへの対処も同時に求められる。
撃破すると「嵐のデモンズソウル」をドロップする。
関連装備
ストームルーラー
嵐の祭祀場最奥の「刻文石柱の林」に突き刺さっている、螺旋状の刀身を持つ大剣。
嵐を鎮めるもの、あるいは支配するものの名を持ち、かつて影人の祖が大空の雲と嵐を裂いたという伝承を持つ。
伝承通り風を操って敵を吹き飛ばす力を持つが、その力の大半は失われているという。
また、大剣にもかかわらず筋力や技量などの要求能力値が存在しないので、魔法使い系のキャラクターでも扱えるが、耐久度が異常に低いため通常の戦闘で扱うには心もとない(風を上手く利用して対人戦に使う猛者もいるらしい)。
その真価は祖霊の眠る地である刻文石柱の林で発揮されるというが……?
モーリオンブレード
「嵐のデモンズソウル」で大剣を強化する事で得られる武器。
節くれ、棘を持った黒水晶の大剣だが、その正体は嵐の獣たちの髄である。
獣たちは使用者の危機を喜び、その力を増すという。
残りHPが30%以下の際に装備している者の攻撃力が増す特殊効果を持つ。
装備さえしていれば他の武器や魔法にも効力が発揮され、更に他の攻撃力上昇装備とも効果が重複する。特に効果と発生条件が同じ「窮鼠の指輪」と組み合わせた際の威力は絶大である。
反魔法領域
聖者ウルベインに「嵐のデモンズソウル」を渡す事で得られる奇跡。
巨大な悪意に対する神の力の象徴であり、最も偉大な奇跡の一つと言われる。
使用すると60秒間、術者の周囲に魔法を使用できない領域を発生させる。
領域は術者と一緒に動くので使用後は積極的に敵へ攻め込んで行ける。
その性質状、魔法攻撃しか使用できないタコ看守などを完封できるが、あくまで魔法の「使用」を封じるだけなので、領域外で使用された「魔法の武器」や「浮遊するソウルの矢」などの効果を打ち消す事は出来ない。
使用すると領域内の敵キャラ、黒ファントムに電撃状のエフェクトが付くので、暗い場所にいる敵や隠密状態の敵を見つけられるという付随的な効果もある。
攻略
上記の説明文通り、ストームルーラーは「刻文石柱の林」付近で振ったときのみ真の力を発揮し、広い攻撃範囲と高い威力を持つ風の刃を発射する。これを利用すれば、影人の伝承通りに大空を舞う嵐の王を斬り裂き、鎮めることが可能になるのである。
風の刃は障害物を貫通する特性も有しているので、エリア隅の廃墟に隠れて敵の攻撃を防ぎながら一方的に攻撃する事も可能。嵐の王討伐後も10匹ほどの嵐の獣が残り、ストームルーラーの効果も発揮され続けるので、ソウル稼ぎの道具として利用するプレイヤーもいるという。
また、強力な魔法や弓が使えるならばストームルーラー抜きで倒す事も十分可能である。
余談
コンセプト上の続編である『ダークソウル3』にもストームルーラーが登場した。世界観が異なるため設定やデザインは変更されたものの、本作でも風の刃を発生させる戦技が使えるほか、その戦技の名前が「嵐の王」になっているというセルフオマージュが確認できる。
同様にモーリオンブレードも設定を変えて登場している。