概要
『塔のラトリア』の最深部に潜む『デーモンの長』の一人。
かつてラトリアの地を追放されたみずぼらしい老人が、デーモンの力を持つ黄衣を纏ったことで超常的な力を得た存在。
翁は復讐の為、ラトリアの美しい象牙の塔を怪物の徘徊する監獄に変え、自らを追放した女王の似姿としてデーモン「愚か者の偶像」を造ったり、人間をデーモン「マンイーター」を造り変え、更に人々から集めたソウルを使って巨大なデーモンを育てるなど非道の限りを尽くしたが、所詮は彼自身も黄衣に操られた依り代に過ぎなかった。
プレイヤーとの戦闘時には召喚に応じた異世界の住人を呼び出したが、それと同時に黄衣は翁を見捨てて異世界の住人の頭へ移り、すでに肉体が枯れつつあった老人は力を失い、その躯も朽ち果ててしまった。
攻略
このデーモンの攻略法は存在しない。
というのも、このボスは黒ファントムとして侵入したプレイヤーがボスになるという特殊な形式であり、プレイヤーごとに装備やステータス、そしてプレイヤースキルが異なる為、最強のデーモンにも最弱のデーモンにもなり得るのである。
更に黄衣の加護によるものか侵入したプレイヤーはHPの最大値と防御力が上昇し、
HPが一定値まで減ると自動的に魔法「浮遊するソウルの矢」が発動する。
相手のプレイヤースキル次第ではかなりの強敵となるが、
こちらも味方として青ファントムを呼べるので、逆にリンチする事も可能。
また、オフラインモードでボス戦を開始するとNPCの黒ファントムが登場する。
こちらはグルームアーマーを身に纏い、両手にかぎ爪を装備している。
防御力は高いものの攻撃範囲は狭いので、オフライン状態なら比較的楽に戦えるだろう。
……本作の通信サービスは既に終了している為、
どのみち既にオフライン状態でしかプレイ不可能なのだが。
撃破すると「黄色のデモンズソウル」をドロップする。
関連装備
黄衣の頭冠
翁が身に纏っていた黄衣をターバンのように被った防具。
防御力は低いが重量は0であり、装備者の魔法攻撃力が上昇する特性を持つ。
ただし、魔法防御力は逆に低下するデメリットが存在し、
特徴的な形状故に視界を塞がれてしまい、邪魔になるという難点もある。
この形状を「う〇こターバン」と揶揄する者もいる。
また、入手条件が黄衣の翁の撃破ではなく、
「黄衣の翁として侵入し、ホストプレイヤーを倒す」というものなので、
通信サービスが終了した現在では入手不可能となってしまった。
狂気の触媒
「黄色のデモンズソウル」によって魔法触媒を強化したもの。
ナイフに黄衣を巻き付けたような形状をしている。
魔法攻撃力が増大する代わりにMPが半分になるという特性がある。
ただし、半分になるからと言って威力が倍増するというわけではない模様。
未来を見ないのであれば黄衣の力に頼るのもよいだろう。
関連項目
黄の王ジェレマイア - 類似した頭冠を装備するオマージュキャラクター