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概要

塔のラトリアの牢獄を越えた先の建造物「罪人の教会」に現れるデーモン

かつてラトリアの「象牙の塔」を統べていた女王の似姿であり、かつて彼女に追放された「塔のラトリア」の現支配者・黄衣の翁が造り出した傀儡でもある。

英語表記では「Fool's Idol」となり、「愚か者たちが崇める偶像」といった意味合いであるようで、「愚か者を象った像」というわけではなさそうである。

金の飾りが施された豪奢な衣装を纏、独特な形に髪を結った女性形の姿だが、常に浮遊している。手には知識の象徴である書物と高貴さをあらわす香木を携え、備える能力を視覚的にあらわす表現技法である、多腕で造形されている。

黄衣の翁が悪意を持って造形したものと考えると、含みが感じられる。

デザインのモチーフとなったとされる女王は高名な魔術師だった為、このデーモンも魔法を多用する。

主な攻撃手段であるソウルの光のほか、ダメージを受けると転移魔法で脱出して追撃を回避するのが特徴。転移すると教会内に踏むと痺れて動けなくなる魔法陣を設置し、更に最大5体の分身を召喚して連携攻撃を仕掛けてくる。

また、配置された教会にはあるギミックがあり、ただ倒しただけではどれだけダメージを与えても復活してしまう。その為、普通に戦っていてはキリがないのだが……

不死の謎を解いて撃破すると、「人形のデモンズソウル」をドロップする。

関連装備

ソウルの光

「人形のデモンズソウル」との交換で得られる魔法。

敵を貫通し、若干の誘導性を持つ高威力の魔法弾を発射する。その力は、かつてのラトリア女王が優れた魔術師だったことを示す力の一端なのかもしれない。

余談

  • 2020年発売のリメイク版ではポリコレ傾向が最黒に傾いたこともあってか、黒人系の顔立ちにリデザインされている。
    • PS5等現行機種の処理能力の恩恵で、表情も変わるなど表現技術も進歩したものになっているが、目をむき歯をあらわにする険しい表情からは、今ひとつ「偶像」といった言葉のイメージからかけ離れたものを感じてしまう。

関連イラスト

美人の女性キャラであるためか萌えキャラ風味のイラストも多い。

センシティブな作品

攻略(以下ネタバレ)

ボス部屋侵入前、「罪人の教会」のバルコニー部分を探索していると「あなた達の邪魔はしない」と語る小間使いの老人がいる。しかし、コイツこそが偶像に祈りを捧げて不死の力を与えている張本人なので、殺害すれば復活を封じられる。

また、分身は本体とは異なる魔法弾しか撃たないので特定が容易な点、教会隅の通路には滅多に魔法陣が設置されない点を覚えていれば容易に対処出来るだろう。

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