概要
艦これの二次創作ではあるが、艦これのさらに元となっている艦艇の戦歴を艦娘や深海棲艦に置き換えて解説するというものである。つまり、いわゆる艦これ二次創作とは毛色が違い、その性質から暴力・流血表現や「泣ける艦これ」に相当する表現があることに注意。
なお「史実」とはあるが、これは作者が個人で調べ、個人の解釈で紹介しているものであり、ここで紹介されているものが「歴史の正解」というわけではない。
特に日本海軍や陸軍については、戦後に戦争責任を追及されることを恐れた軍部が記録や資料を焼却してしまったため、伝聞でしか残っていない事も多い。
また、戦争に限らず、歴史に残っている事実は人によって解釈が変わるものもある。「史実と謳っているから鵜呑みにする」のではなく、これらの事に興味を持ったのなら自分でも資料等を調べ、自分なりの考えを持って戦争について捉えることが望ましい。
ちなみに、「史実で艦これ」という名称が独り歩きし、坂崎氏以外の同じ作風のイラストにもタグが付けられている。
よって、坂崎氏のみの作品を見たければ、作品一覧からタグ検索するとよい。
扱われている史実
基本は軍艦そのものの経歴がメイン。
それ以外にも軍艦が関わるような事、例えば当時の軍事に関する豆知識、軍艦が活躍した時代の生活習慣など、歴史の教科書には載っていないようなトリビアも紹介されている。
一例
・肉じゃがや竜田揚げの由来
・大井(OI)は世界一短い艦名
・陸軍と海軍の敬礼の違い
・取り舵が左折、面舵が右折
中には艦これや軍隊とは関係ないお遊びネタも。
・赤ワインには肉が合う
・ヒレ肉を食べるならタレじゃなく塩
・おいしいナスの見分け方
繰り返しになるが本作で紹介されている知識は坂崎氏の解釈であり異説もあるため、「このような説もある」程度に捉えた方がよい。
ニコニコ静画版
ニコニコ静画でも「史実で艦これ」シリーズが投稿されている。(静画へのリンク)
というか、投稿はニコニコ静画の方が早く、pixivは後からまとめて掲載という形になっている。
なお、「史実で艦これ」というタイトルはpixiv版のみで、
ニコニコ静画版は「【艦これ】(それぞれ別のタイトル)【史実】」となっている。
ただし、最近では【史実】の枠に艦名や軍事用語が入る事もある。
余談
「史実で艦これ」とは直接関係ないが、坂崎氏は艦これ集合絵を何枚か投稿している。
それらの圧倒的密度の作品愛・キャラ愛・ネタ度から、艦これ集合絵の第一人者とされている。
そして、それらが業者の目に留まったのか、2014年4月26日発売の「艦隊これくしょん -艦これ- 電撃コミックアンソロジー 佐世保鎮守府編 (3)」にてカバーイラストを担当した。
なおそれぞれの集合絵には「ぷらずまを探せ」と題して、絵の中のどこかにプラズマ化した電が紛れ込んでいるというネタが仕込まれている。初期は後方に小さく描かれている程度であったが、回を重ねるごとに雲の形だったり布地の皺だったりと難易度はエスカレートしてきている。