概要
『ジョジョの奇妙な冒険』第2部「戦闘潮流」において、「柱の男」カーズとワムウが作り出した超生物。
元々は普通の黒毛の馬であったが、柱の男が石仮面を顔に載せたことにより神経を「押され」、吸血鬼として覚醒した。作中ではワムウVSジョセフ・ジョースターの戦車競技を行うため、4頭出現した。
本来は大半の吸血鬼の例に漏れず凶暴であるようだが、ワムウに対しては言わずもがな、ジョセフでも手綱に微弱な波紋を流すことで大人しくなり操ることができるなど従順に作られている。
吸血鬼化した人間と同じく口には牙が生え(馬は犬歯が無いが、吸血馬は全ての歯が牙になっている)、体格もばん馬並みの巨体にパンプアップされた。パワーは通常の馬の150倍となり、要するに吸血馬戦車の馬力は300馬力ということになる。
吸血鬼だけあってその再生能力は凄まじく、頭部を砕かれても再生して走り続けることが可能。
ただし吸血鬼化してしまったため、日光を浴びると死んでしまう。戦車戦後は特に触れられることも無かったので、そのまま日光を浴びて消滅したと思われる。
戦車戦
第2部終盤で行われた死のレース。古代ローマのコロセウムを使用し、戦車で競技会場を周回しながら互いを攻撃する恐るべき競技。つまり、順位を競うわけではないので速ければいいというわけではない。
コロセウムは一周960m、馬車はおおよそ1分でこれを一周できる速度(約60㎞/h)。
相手の出走妨害も、波紋や競技会場のオブジェを使用した攻撃も全てがOKというルール無用の格闘技である。
一周する都度武器をマラソンの給水のように参加者に渡す。先に到着した方から好きな武器を選んでよい。一見すると大きい方が威力が高くて便利そうであるが、この戦いが戦車戦であることを忘れると自滅する危険性がある。