概要
CCG本部局長・和修吉時の息子にして対策Ⅱ課所属の男性捜査官(29歳)。
ドイツのアカデミーにて留学し、同地で喰種一族ロゼヴァルト家の壊滅作戦にて功績を挙げた。
帰国後はCCG本部にて部隊を率いて喰種討伐に精を出しており、その苛烈な手腕から賛否入り交じった評価をされている。
性格は冷酷非情であり、合理主義者であることから作戦で仲間を死なせることにも躊躇しないため、同僚からは嫌われている。CCGのトップが世襲制であることも相まって、彼を危険視している者も少なくない。和修一族を至尊のものととらえており、それ以外の存在は人間・喰種問わず見下している。一方で名門故に束縛された生活を強いられていたためか、自由に憧れている一面もある。
そして・・・
流島上陸作戦時に、和修吉時ひいては和修家の正体に気付いた丸手斎捜査官によって吉時は追い詰められ、指揮船内にて交戦し、混戦の後に何者かによって暗殺されてしまった。
それまで複雑な感情を抱いていた父親がいきなり他界してしまったことに衝撃を受けた政は大号泣し、それ以降キャラクターが崩壊してしまう。
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ネタバレ注意!
念願叶って本部局長の座を受け継ぐも、精神的な消耗が激しかったためか呆けてしまっており、
瓜江久生捜査官に叱咤激励された際に感極まってクロスアウツッしたり、
実は純度の高いゲイであることが発覚したり、
すごい凛々しい顔で後ろから頭を日本刀で刺されたり、
全裸で暴れ狂った末にこのあと滅茶苦茶斬られたりと、
ネタキャラ化に歯止めが掛からない状況になってしまった。登場するたびに読者の腹筋を苦しめるギャグキャラクターに進化したと言えるだろう。
実は和修一族は喰種であり、彼もまた喰種である。
体を張ったギャグの数々も喰種の身体能力あったればこそだったわけである。
ちなみに既婚者だが、なんかどうでもいい感じになっている。ゲイだし。
後に旧多のクーデターと丸手達の奮闘により和修家の正体が上層部に露見され、保身から共同戦線に協力。最終回では妻と離婚し、鈴木と名を改めてTSCの一般職員の研究者に。
かつては追い込んだ月山家の御曹司は共同戦線の代表となり、日本喰種の頂点に取って代わるという皮肉な結末となった。
生涯、身を固める事もなく和修家の喰種の血は完全に途絶え(させ)た。
だってゲイだし。
余談
- 彼がかつていたベルリンは、実は同性愛者の数が多いことで有名である。
「ベルリンは楽しかった」と言っていたが、もしかしたらそういう意味だったのかもしれない。
- ネタキャラの様な扱いのためか、おまけ漫画での扱いがひどい。(壁や机にめり込んでいたり、瓜江の寝床に忍び込む)
- 全裸で暴れまわったときの状態は、12巻のおまけの「はやさくらべ」の中では「何も怖くないマツリ」と書かれている。ちなみに速さは時速22km/h。
- 上記の全裸で暴れまわったとき、味方だったS2班の捜査官やピエロマスクの喰種、そして旧多の差し金のVのメンバーを一瞬で倒しているが、実はこれ結構すごいことである。
参考までにいうと、Vと戦った黒山羊のメンバーはモブキャラは容赦なく切られ、Sレートである月山やニシキは追い込まれ、勝利したもののかなり疲弊させていた。
カネキも彼らと戦い「動きにくい」と言っており、いかに彼らが強敵かが窺える。
その彼らだけでなく他の敵もまとめて倒すとはマツリに流れてる和修の血がいかに優れているかをよく表しているだろう。
···まぁその後滅茶苦茶斬られたが。
ちなみにその純粋な喰種の血統はマツリの性癖のせいで完全に途絶える事となる。
周囲からは贖罪と捉える事もできるが、本人がゲイだと誰も知らない。なので和修家にとって名前の名誉は最後まで守られたといえる(名乗る人はいないが)。