CV:名塚佳織
概要
『龍が如く7』の本編から18年前に登場した、神室町の高級クラブ「Culb Zephyr」に在籍していたキャバ嬢で、荒川真斗が闇堕ちするきっかけを作った人物。
劇中の動向
当時キャバ嬢として働いていた夢乃は真斗に言い寄られて様々な高級品を与えられていたが、本人は裏で堀ノ内十郎と付き合っており、真斗の金遣いの荒さと酒の飲み方を嫌っている上に「怒らせたら何をされるか分からないヤクザの息子」として恐れていた。後に堀ノ内と結婚し、妻となった。
ここでの騒動がきっかけで、真斗はヤクザの力に屈しない人間をひれ伏させるための「表の力」を欲するようになった。
なお、青木遼になった真斗と、夫の警視総監就任パーティで再会した際には「生まれ持った知性と品性を感じます」という誉め言葉を言ったが、真斗にとってそんなものは「前と言っている事が違う」としか思わず、結局また彼を傷つけていた。
余談
- 上記の行動から非常に賛否が分かれるキャラクターであり、上記の真斗に対する行動(店のナンバーワン人気の嬢ならどんな気持ち悪い客でもお触りや暴力でもされない限りは平等に扱わなければならないのにそれが出来ていないのはキャバ嬢として失格)から嫌っているプレイヤーも居れば、真斗自身の振る舞い(ただのキャバ嬢相手に高級マンションの買える値の時計をプレゼントするのは常識的に考えて異常な上、接客中に勝手な理屈で無理矢理引っ張ろうとするのは普通にマナー違反でなおかつ営業妨害)を見て彼女に共感しているプレイヤーも存在している。他は「キャバ嬢なんてこんなもんだろう」となり、結局のところ、どっちもどっちである。
- なお、真斗からの高級なプレゼントは嫌がっていたが、主人公・春日一番から贈られたハンカチ(周りのキャバ嬢からは「ダサい」「お婆ちゃんが使ってるやつ」と馬鹿にされて春日は赤っ恥をかいたが)は素直に嬉しく感じていたため、おそらく彼女にとって(人にプレゼントを贈るにおいて当たり前だが)ただ値段の張るものよりも気持ちが籠っているかが重要だったのだろう。
- また、夫の就任パーティでの発言については、10年以上前に死亡した悪い印象しか無い真斗と目の前の成功者である青木が同一人物とは普通は思わない(名も風貌も振る舞いまで違う)ため、気付かないのは当たり前であるし、そもそも「育ちが良さそう」「品がある」なんてのはよくある社交辞令であり、プライドの高そうな相手に言う台詞としてはむしろ順当で、何も考えずとりあえず言った可能性もある。
- 彼女が堀ノ内の所業(特に足立宏一との因縁となった冤罪事件)を知っているかは不明だが、夫が捕まった事で彼女の未来はあまり明るくないだろう。