闇より目覚め、恵みの大地にいらっしゃいっ! ---天真妖精オチャッピィ
カードとしての能力
概要
DM-17「転生編 第4弾 終末魔導大戦」にて登場したクリーチャー。
バトルゾーンに出すと、墓地から1枚のカードをマナゾーンに置くことが出来る。コスト2の呪文なら、唱えた後に墓地へ置かれるので、このカードの能力を使うことが出来る。
例えば、山札の上の6枚の内、1枚を手札に加えることが出来る未来設計図を使った場合、それでこのカードを手札に加えておけば、そのまま綺麗にこのカードを召喚することが出来て、墓地にある未来設計図をマナゾーンに置くことが出来る。
それだけではなく、S・バックを持っているという点も最大のポイント。
S・バックとは、指定されたカードがシールドゾーンから回収された際に、そのカードを手札から捨てることで、コストを支払わずに使うことが出来る能力である。
実は、S・バックの発動条件とこのカードの能力は強力なシナジーを持ち、このカードのS・バックで墓地に置かれたカードもマナゾーンに置くことが出来る。そのため、「墓地にカードが1枚もない」という難点を自身の能力でうまく解消しているのだ。
シールド回収との相性も良く、福腹人形コダマンマと一緒に使えば、最速2ターン目にコスト踏み倒しを狙うことが出来る(もちろん、自身の能力でマナブーストも可能)。【速攻】で採用する場合はコダマンマなどのようなシールド回収手段を使うことで扱いやすくなるので、覚えておいて損はない。
なお、相手ターンに出せば、次の自分のターンに召喚酔いが解けてアタッカーになれるが、パワー1000と低く、ブロッカーも持っていないため、【速攻】対策としては少々力不足。
もちろん、コントロールでも採用しやすく、【速攻】対策として優秀な光牙忍ハヤブサマルなどのニンジャ・ストライク4を後攻でぎりぎり間に合わせるために採用されることもある。
さらに後半においては、マナ回収と一緒に組み合わせることで墓地回収を狙うなどの動きも可能である。
そのため、ビートダウン・コントロール両方共に採用可能であり、汎用性が非常に高いカードになっている。
環境
既に『概要』で説明したように、現在でも汎用性がとても高いこのカードであるが、登場当初は採用頻度は低めだった。
というのも、登場当初は後にプレミアム殿堂になった母なる大地などのように、バトルゾーンに残ったクリーチャーを再利用する手段が豊富であり、このカードとの相性が良いフェアリー・ライフが殆ど採用されていなかったこともあって、3ターン目に墓地が溜まりにくい環境であったことが理由である。
また、現在ではこのカードとの相性が良く、併用されることが多いシールド回収の能力を持ったクリーチャーも、このカードの登場当時は実用的ではなかったという点も、このカードの採用率が低かった原因の一つだった。
そのため、登場当初は5枚目以降の青銅の鎧のような感覚で使われていた。
ちなみに、このカードに限らず、DM-17で収録された、殆どの優秀なカードは、登場当初はあまり評価されなかったカードが多かった(DM-17が発売された時から評価が高かったのは、ダンディ・ナスオぐらいと言われていたこともあった)。
その後、神化編になると、【黒緑速攻】や【マッドロマロフワンショット】で使われるようになり、環境デッキでも採用されることが多くなった。【エンペラー・キリコ】では、ミラーマッチの際に、キリコ本体をマナゾーンに復帰させるという方法で使われたこともあった。
それ以降も【緑単ループ】や【ゼロ・ルピアループ】で採用されるようになった。特に後者の場合、ゼロ・ルピア2体と希望のジョー星が存在していれば、0コストでマナゾーンへの墓地回収が出来るようになり、困惑の影トラブル・アルケミストと一緒に使うことで、簡単に手札へ回収することも可能である。
デュエル・マスターズ プレイス
デュエル・マスターズ プレイスではDMPP-15「超覚醒嵐舞 -FIRESOULS DUELIST-」で実装された。
DMPP-15で登場した際の能力は以下のような能力になっていた。
天真妖精オチャッピィ |
UC 自然文明 コスト3 |
クリーチャー:スノーフェアリー 1000 |
各ターンの終了時、そのターン、自分のシールドゾーンから他の自然のカードを手札に加えていたなら、そのカードを捨て、このクリーチャーをコストを支払わずに自分の手札から召喚してもよい。(複数あるなら、その中からランダムに1枚) |
バトルゾーンに出た時、自分の墓地からカードを探索し、1枚をマナゾーンに置いてもよい。 |
S・バックの能力については、初登場当時はそれを疑似的に再現されているテキストで実装されている。また、墓地からマナゾーン置くカードは探索で選ばれるという形になっていた。
2024年1月25日のメンテナンスでは、墓地からマナゾーン置くカードはTCG版準拠になり、DMPP-24実装時に二度目の能力調整を受けたことによって、一つ目の能力がS・バックに変更され、TCG版と同じ能力になった。
関連イラスト
関連タグ
デュアルショック・ドラゴン:DM-17で初登場、S・バック持ち、プレイス版では初登場当初はS・バックを疑似的に再現されている能力になっていた(後にS・バックに変