ゲーム概要
提供:株式会社クレオラボ
配信:DMMGAMES/FANZAGAMES
サービス開始:2016年8月30日
サービス終了:2023年2月27日
ジャンル:アクションRPG
ゲームシステム
ユニットを育成して5人+フレンド1人のパーティを組みクエストを攻略し、イベントコインや素材アイテムを集めていく形式のゲーム。戦闘はSDキャラによるターン性のバトルだが、戦闘中にできる操作はLB(リミットブレイク)と呼ばれるスキルの発動とアイテムの使用、および隊列の変更のみであり、基本的には自動戦闘を利用することが多く戦闘の結果は編成時点でほぼ決まるためスピーディな周回ができる。クエストの合間合間にストーリーパートが再生される他、キャラクター毎に好感度を上げることで解放されるユニット説明文やスペシャルボイス(2~3分×3本のボイスドラマ)を聞くことで世界観を読み解いていくことができる。
世界観
地上が滅んだ遥かな未来、人類は空中都市群で生活をしていた。
しかし十年前、突如として異世界から現れた敵《タナトス》が人々を襲い始める。
世界で唯一、タナトスと同じく世界を超えるゲートを錬成する力を持った主人公は、
アルケミストの少女たちが錬成する《エナジー体》を指揮しながら、
世界を守るために、戦う事を決意する。
――人の姿を捨てても守りたいものがある――
戦うほどに『終わり』に近づく彼女達と、悲劇を超えろ。
これは、大切なものを握り締めるRPG。
――――――(ゲーム開始時のダイアログより)――――――
遠い過去に地上を捨てた人類が住まう空中都市を舞台としたSFファンタジー。ディストピアというタイトルに相応しく、すべてが何者かの恣意の上で形作られているかのような底知れぬ背景が次々と示唆されていく暗澹としたストーリーが特徴。戦争の遺恨や信仰の軋轢などシビアな題材も多いが、それに反して登場人物たちの信念を貫徹するヒロイックな展開が最大の魅力でもある。後述する登場人物の多さからも分かるように、一つの事件に対して様々な勢力や人物の思惑がオムニバス的に語られることが多いため、物語の深みや広がりが非常に大きい。
用語
終末戦
約200年前まで続いていた人類間の戦争。後述する『エナジー』が戦力として発見され、これによって地上が汚染されたため人類は地上で生きていくことができなくなった。
エナジー
大気中に満ちるエネルギー源。一般的なファンタジーにおける魔力やマナといった概念と似たようなもの。これを様々な形で利用する技術が『錬成術』と呼ばれる。
錬成術
エナジーを火や電気などの様々なエネルギーに変換したり、エナジー体と呼ばれるアバターや武装を生成する技術。人によって取り扱えるエナジーの量や質に適性があり、これを用いることができる人々は『錬成術師(アルケミスト)』と呼ばれ、特に戦闘に特化した人々は『戦技錬成術師』と呼ばれる。非常に強力で万能な技術だが、使用者の身体に『浸食症状』(※侵食症状とも。表記ゆれあり)と呼ばれる異常をきたし、多くの場合正気を失うか命を落とす。
空中都市
終末戦で逃げ延びた少数の人類が居を移した、空中に浮かぶ都市群。エナジーの供給源である『ジェネシス・ステラ』を擁する学園都市『アルケミー』を中心に主要な6つの都市が『七大都市』と呼ばれ、それらの周辺にも多くの衛星都市が存在する。
タナトス
虚空に突如発生する『ゲート』を通じて空中都市を脅かす異世界からの侵略者。その姿は様々な動物を象ったような機械であり、ゲートによる空間転移と圧倒的な物量によって人類を脅かす。様々な世界に侵攻しており、人間を攫ってエネルギー源にしたり、洗脳して戦力として利用したりと様々な行動が確認されているが、その目的は不明である。
大襲撃
10年前、空中都市を襲った歴史上最大規模のタナトスによる襲撃。当時はタナトスに対する戦力が整っていなかったこともあり、多くの死者を出した。
元老院
空中都市へと移り住んだ人類を存続させるために世界を統括している最高機関。第一席を筆頭として第七席までの席次が割り振られており、それぞれの家系の当主が議席をもって世界の様々なことを管理・運営している。
登場人物
最新の新規イベントが開催された2021年2月1日時点で約340名が登場しており、衣装違いや派生ユニットを含めると約510種のユニットが実装されている。その中でも、ストーリー中で主にメインとなる3名を中心に紹介する。
特異錬成術師
物語の主人公である青年。世界で唯一、異世界へのゲートを開く能力の他、錬成術師のエナジー浸食を緩和させる能力を持っている。ストーリーにおいてセリフが出ることはほぼ無いが、困っている人がいたら体を張ってでも救おうとする誠実で実直な性格が窺える。一方で女性を口説いたり体を触ったりすることに一切ためらいが無いなど軟派な一面を見せることがある。一言で言えばだれにでも人好しする善人という人物像。
アルカ
常に特異錬成術師のそばに居る小型の機械人形≪オートマタ≫(本人はオートマタではないと否定している)。ストーリー上では基本的に特異錬成術師と以心伝心で、彼の代わりに感情豊かなリアクションをしたり、保護者役やツッコミ役のような振る舞いをする。後述する第一世界にまつわる覚えのない記憶を持っているなど、いくつかの謎がある。
導守 梢(みもり こずえ)
特異錬成術師の補佐を務める女性。いわゆるナビキャラにあたる。この世界の最高機関である『元老院』から遣わされた錬成術の第一人者であり、特異錬成術師を優しくサポートする。普段は穏やかな口調で大人の女性として振る舞っているが、数年前までは非常にとげとげしい性格で、同期全員を相手にいともたやすく制圧したことから『皆殺し』と渾名されていたほどの過去がある。虫やお化けが苦手で甘いものが好きだったり、中間管理職の始末書仕事に追われたりと割と俗っぽい姿が見られる機会も多い。
※1つ目のイラスト挿入が表示されないため直接のリンク
メインストーリー
物語上で特異錬成術師がゲートを開いた先の異世界で起こる事件を辿っていくメインクエストとして第5ステージまでが実装されている。主人公のいる世界を『第ゼロ世界』として発見された異世界を順に命名している。これらのストーリーを背景として、それぞれの世界に所属する人物たちの物語が展開されていく。
第一世界
降り立った地に人間の姿はなく、災害のような何かによって崩壊した文明の跡だけが遺されている。記録上、人類がタナトスへの反抗のために初めて探索した異世界となっているが、アルカをはじめこの世界に何かしらの関わりをもつ人物が複数人おり、メインストーリー以降の様々なイベントで長期に渡って第ゼロ世界の根幹にまつわる事々が仄めかされていく。
(関連人物)神山舟■■■、昏間沙貴、黎泉空、ヘレン・シルヴィット など
第二世界(開放都市)
タナトスによって滅ぼされた痕跡が色濃く残る異世界だが、一部の人間たちがタナトスの庇護下で暮らす都市が発見され、主人公たちはタナトスを打倒し人々を支配から解放することになる。この世界特有の信仰に基づいた貴族制度が浸透しており、メインストーリー以降はかつての社会体制を取り戻しながら復興していく物語が展開されていく。元ネタとして、ソロモン72柱の悪魔をモチーフとしたキャラクターが多い。
(関連人物)日紋マルコ、ベル・グラングリモワール、リモン・リリトゥ=パイロン、Ba'al など
第三世界(虚構都市)
この世界ではタナトスが神として崇められており、高い水準の文明が築かれていた。しかしその実態はタナトスの庇護の代わりに一部の人間が供物として捧げられているという歪んだ共生関係であり、主人公たちはそれを打破するためにタナトスを排斥する。メインストーリー以降はタナトスに依存していた人々の立ち直りと、タナトス以前に信仰されていた『ウェシル教』にまつわる過去の清算という2つの軸で進んでいく。元ネタとして、エジプト神話の神々をモチーフとしたキャラクターが多い。
(関連人物)チャロ・スコティニア、アメンテト・ウェスト、ナナイ・ハルウェル、ウェシル など
第四世界(独立都市)
この世界の人間は長年機械によって管理されており、その支配から逃れた200人の人間が集落を作って暮らしていた。機械都市からはタナトスと機械兵が人間を連れ戻そうと捜索を続けており、主人公たちは人間の尊厳を取り戻すため機械都市の中枢を目指す。メインストーリー以降は解放された人間たちが人間らしさを新たなものとして模索していく他、機械都市の根幹を担っていたアンドロイドたちのルーツを探っていく。元ネタとして、インド神話の神々をモチーフとしたキャラクターが多い。
(関連人物)ノウェム・アミークラ、ヴィロ・アートマン、チャナ・アートマン、夜廻蒔苗 など
第五世界(相克都市)
この世界の人々は、聖性と呼ばれる荒れ狂う災害のような存在から隠れ潜むようにして暮らしていた。タナトスを退けた主人公たちの力を見込んだファリンと名乗る少女と共に聖性の一柱の居城に向かうが、既にタナトスによってその聖性は殺害されており、ファリンに力と助言を残して消滅する。メインストーリー以降はファリンと共に他の聖性を仲間に迎え入れながら、この世界の命運と聖性という存在の関係を紐解いていく。元ネタとして、ゾロアスター教の神々をモチーフとしたキャラクターが多い。
(関連人物)ファリン・ラシュトラ、スーリ・シャムシード、シャフリー・ヴァルヤ、ディータ・ハロウト など
公式(非公式)の活動
公式のシナリオライターや声優の方々が非公式と称してソラカナにまつわる小説作品を投稿したり動画配信を行ったりしている。pixivで投稿されたものとは別に、ゲーム画面下のライブラリから4コマ漫画や人気投票記念SSが閲覧できるがそちらは公式。
声優のshizukuさんが担当するキャラクターであるBa'alに扮して(?)定期的に生放送を行っている。公式の声優さんをゲストとして呼んで来たり、公式からキャラクター立ち絵や背景画像などのデータを借りたりしているがあくまで非公式である。なんとサービス終了後の2024年の元旦にBa'alが新年の挨拶をする動画が投稿されたが、これもあくまで非公式である。
※イラストは本当に非公式の一般の方が投稿したファンアート。だが実際に非公式の配信で利用されている。
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関連タグ
・コラボした作品
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