CV:堀内賢雄
概要
藍染惣右介と共に尸魂界から謀反した市丸ギンの後任として、虚遠征討伐隊隊長から護廷十三隊三番隊隊長に就任した死神。
普段は部下に優しい隊長で、酒に弱い下戸である。長らく遠征に出ていた為にほとんどの死神からは名を知られていなかった。部下思いな性格で就任してから最初は三番隊の者たちに難色を示されていたが他の隊がやらない雑用や集団訓練や合同演習の提案等によって隊士達の信頼を勝ち得ていく。
霞大路瑠璃千代を巡る霞大路家のお家騒動では部下の貴船理が怪しい動きを見せていた事もあり黒崎一護達に協力する。
しかし、実は霞大路家でのお家騒動の影の黒幕で雲井尭覚とは裏で繋がっていて、彼が一護達に捕まりかけた際には彼を切り捨てる事を選び一護の目の前で切り捨てて始末した。
彼の真の目的は霞大路家の重鎮である雲井によって密かに開発されていた獏爻刀(ばっこうとう)の秘密を探るべく潜入捜査していた父・如月秦戉(CV:杉野田ぬき、当時は杉野博臣名義)が、山本総隊長によって殺されたことから彼に対する復讐を画策していた。
だが、彼の父は口封じのために殺されたのではなく、潜入捜査中に雲井に捕まり獏爻刀の実験台にされてしまった上、元柳斎を殺すように仕向けられたことで、止む無く彼に斬られたのである。
追いかけて来た一護と激しい戦いを繰り広げるも最期は真実を調査をしていた四楓院夜一から父親の死の真相を知り、副隊長の吉良イヅルに謝罪と礼の言葉を伝えて斬魄刀の力によって炎に呑まれて自害した。
アニメオリジナルキャラクターなため仕方ないが、吉良はまたしても上官を失う羽目に。
能力
斬魄刀
始解の名は【雷火】(らいか)。
解号は【断ち切れ】。
解放と共に先端が鉤爪状になり、柄の底が貝殻の口のような形状となる。
柄の底から炎を吹きだすと共に刀身が赤く染まり、鉤爪となった部分から火球を飛ばしたり、火炎を放出できる。
卍解は【雷火・業炎殻】(らいか・ごうえんかく)。
柄の部分が巨大な貝殻のような盾となり、その先端に巨大化した雷火の刀身を装備させた形状。
非常に多彩な攻撃能力を有しており、剣で攻撃する以外にも、盾の底から火炎放射を放つ事もできる。
技・武器
- 業炎龍牙(ごうえんりゅうが)
炎を吹き上げさせ、相手を取り囲んで動きを封じる。
- 業炎龍牙・焔(ごうえんりゅうが・ほむら)
業炎龍牙の火炎を一点に放出する。
- 雷炎弾(らいえんだん)
剣先から無数の火球を飛ばす。
- 獏爻刀(ばっこうとう)
音叉の形をしていて、霊子を構成した刃を作ることが出来る。
一護との決戦では今までの獏爻刀使用者の核を拾い集めており、その核を自身の獏爻刀に喰わせて核の着いた黒い龍のような鎧となり右腕と融合した。
能力として音叉同様に霊子の刃を作る事ができる他、相手の斬魄刀の力を封じる事が出来る。この効果により元柳斎の流刃若火を無効化した。しかし虚の影響が強く虚化が出来る一護には効かず、剣を叩き折られた。