概要
所在地は岩手県遠野。大将は赤河童。誰とも盃を交わさず、余所者に屈しないという中立的な姿勢をとる一方、日本各地の妖怪組織に人材を貸し出すという傭兵のような面も持つ。妖怪忍者という異名を持つ遠野妖怪たちは、厳寒と険しい自然に満ちた環境で日々鍛錬を積み重ね、己の"畏"(おそれ)を磨いている。
遠野妖怪の拠点である「遠野の隠れ里」は、里全体がひとつの妖怪のようなものであり、通常空間とは異なる場所に存在している。そのため、"畏"を断ち切る手段がなければ出入りが制限される。旅人を惑わす宿泊施設「迷い家(マヨイガ)」など、直接戦闘以外に限らず日常的に"畏"を駆使することを要求される修行の地。
奴良リクオは(半ば拉致のような形で)一時的に遠野に預けられ、イタクたち遠野妖怪から"畏"を応用した戦闘技術の指導を受けた。若き日のぬらりひょんも隠れ里に滞在したことがあるようだ。
名物のひとつである露天風呂は、一応男女別に利用されているようだが、女性姿の淡島が平然と入ってくることもあり、実質混浴状態になっている。熱に弱い雪女系妖怪にとっては露天風呂に入ることも修行と言えるかもしれない。冷麗は弱点を克服している。
所属キャラクター
詳細はそれぞれの項目を参照してください。
六本の鎌を自在に操る鎌鼬の少年。リクオを鍛える教官役。無愛想でツンデレ。
男女ふたつの姿を持つ天邪鬼。鬼神と天女のハーフ。喧嘩っ早いが憎めない性格。
陽気な沼河童。元ネタは仮面ライダーアマゾンか。妖怪情報に詳しい。
経立(ふったち)という動物妖怪。土彦は猿系の経立であり、見た目に反して身軽。
落ち着いた雰囲気の雪女。お姉さん的な存在で、差し入れを持ってきてくれる。
座敷童子。幼い姿をしているが毒舌。近くにいる者に幸運を呼び込む能力を持つ。
ぬらりひょんから依頼を受け、リクオを隠れ里へ連れ去った。青い個体と赤い個体がいる。
奥州遠野一家の首領。巨大な赤い顔を持つ河童の老人。ぬらりひょんとは旧知の仲。
ほか