概要
リム出版新社より発行された公式外伝『COMIC'S★ウルトラ大全集』「ウルトラマンタロウVOL.1悲しみの妖精少女」に登場。
サーカス団『スペースサーカス』の新人アイドルで、東光太郎の幼馴染である舞瞳(まいひとみ)その人。なお描写から当時と変わらぬ優しさで接してくれる光太郎に好意を持っている事が示唆されている。
一見すると普通の地球人の少女に見えるが、その正体はとある異星で行われた不老長寿を目的とした生化学実験で生み出された赤ん坊から二十歳までを永遠に繰り返すようにプログラムされている人口生命体のプロトタイプ。
上述したように二十歳を迎えると自動的に赤ん坊へと生まれ変わるが、その為には他の生命体の生体エネルギーを必要とする為、本人の意思とは無関係に殺人を繰り返す宿命を背負っており、その為に彼女を生み出した母星は滅びの運命を辿り、地球へとやって来た後も相当数の犠牲者が出ていた。
そんな現状に彼女自身も心を痛めており、彼女の犠牲になった人たちを追悼する為に、とある海が見える見晴らしの良い丘にお墓に意味で花を植え続けていた。
普段は地球人と変わらない姿をしているが、本能が抑えられなくなるとカマキリと蟻が合わさったかのような外見をした怪獣形態へと変身する(20年前に地球へとやって来た時にとあるスペースシャトルを襲った際にもこの形態を取っていたが、これが本来の姿なのかは不明)。
カマキリのような鎌の形状をした両腕と口から発射される破壊光線が主な戦力。
光太郎がウルトラマンタロウである事を見抜くと彼に全ての事情し、侵略者を演じながらテレパシーで自分を止めてくれるように懇願し怪獣形態へと変貌。
それでも如何にかして彼女を救えないかと足搔くタロウであったが、最早彼女を救うにはその命を絶つ以外の選択肢しか無く、宇宙空間へと連れて行き、『ウルトラダイナマイト』を使用して彼女をその哀しく呪われた運命から解放した(その為、見ようによってはタロウ=光太郎による、死にゆく宿命のセーナに対する「最期の抱擁」といった描写となっている)。