CV:寿美菜子
プロフィール
学年 | 常盤台中学二年生 |
身長 | 163cm |
体重 | 48kg |
スリーサイズ | 84・59・83 |
※「とある科学の超電磁砲BD5巻」特典ブックレットより。
概要
常盤台中学の転入生。ロングの黒髪の少女。
扇子を持ち歩いているが、これは能力を使う時にも使用されるらしい。
よく外見がONE PIECEのボア・ハンコックにそっくりだと言われる。
アニメ1期13話ではペットにニシキヘビを連れて来た為、ますます似ているとの指摘も。
白井黒子とはあまり仲がよくないらしく、会う度に黒子から疎まれていた。
重福省帆の起こした『常盤台狩り事件』の際には彼女も被害に遭いサインペンでオモシロ眉毛を顔に描かれてしまったが、彼女のプライドが許さなかった為かずっとおでこを扇子で隠し通し、どの様な眉毛にされてしまったのかは結局明かされず終いだった。中の人は加害者である省帆に似たような眉の持ち主を演じたことがある。
基本的に登場するたびに事件に巻き込まれる被害者ポジションになる不憫な役回りも多いが、レベル4の能力者としての実力は本物。
アニメ版第1期終盤の乱雑解放編(ポルターガイスト編)ではテレスティーナに敗れサンプルとして連行されかけた美琴を救出、その後成り行きで事件解決まで協力、黒子と息のあったコンビネーションでテレスティーナの部隊と交戦して最後まで持ち堪えたりなどの活躍を見せた。
能力
能力はレベル4の「空力使い(エアロハンド)」。
手で触れた部分に空気の噴射点を作り、そこから勢いよく空気を噴射する。
気流の強さ・方向は自在に設定可能で、出力を高めれば対象物をミサイルのように飛ばすことができる。
さらに噴射点を複数設置して束ねれば、電波塔や大型重機を成層圏まで打ち上げる程の出力を発揮できる。
この事から彼女は『トンデモ発射場ガール』の異名を持つ。
また噴射点の指定に制限はないため、地面に噴射点を設定し周囲を吹き飛ばすような応用も可能。
原作とアニメでの差異
実は初登場は「超電磁砲」ではなく、スピンオフ元の禁書旧約8巻。
2学期からの転入生として黒子の前に現れ自分の派閥を立ち上げることを宣言するも、御坂美琴の能力測定の強烈さに驚かされてしまった。
…旧約での登場はこの場面のみである(より厳密にいえば、彼女らしい存在が確認できる場面は自体はある)。
アニメ化の時点では直接の原作である漫画版「超電磁砲」には一切登場していなかったのだが、当時まだ常盤台中学の名前ありキャラが少なかったせいなのか、アニメでは転入時期を新年度からに設定を変更することで登場している。
そのためアニメでの初登場シーンは「禁書目録」原作での登場シーンを元にしたオリジナルである。
またその影響か、後のアニメ版「禁書目録Ⅱ」では8巻の本来の初登場シーンにあたる部分はカットされている(一応、一言だけだが大覇星祭編でセリフ付きで登場してはいる)。
アニメ第1期終了から1年以上経ち漫画版「超電磁砲」にも登場。
こちらでは原作通り2学期から常盤台にやってきた転校生として登場しており、アニメとはかなり異なったエピソードが展開されている。
航空業界の名門「婚后航空」の令嬢であるという設定が登場。
実は高慢で見栄張りな態度は「自分を立派に見せれば周りは敬服して付き従う」という勘違いから来た友達が欲しいが故の虚勢が多分に含まれていたようで、勘違いに気づき今まで学友を不快にさせていたことに自己嫌悪するなど、本来は気遣いを忘れない素直な性格であることが窺える。
アニメ版よりも美琴に対する思い入れが強く、また黒子に絡む場面はそこまで多くはない。
一方でアニメでも漫画でも、経緯は全く異なるものの湾内絹保と泡浮万彬の二人と親しくなっている。
その後のアニメ2期『超電磁砲S』ではアニメ1期の設定のまま登場しており、アニメシリーズでは原作漫画とは別設定のまま通す方針となったようである。
ただしその状態で原作漫画版の要素も取り入れられ友達思いな部分もより強調されており、原作漫画の場面の一部はアニメオリジナルの中で再現し補完されている。
一方で原作漫画版でもアニメオリジナルのエピソードからすると皮肉な発言をするなど、原作漫画版とアニメ版の関係は複雑になっている。
なお劇場版禁書「エンデュミオンの奇蹟」にも湾内と泡浮と共に少しだけ登場しているが、この場面はコミカライズ版でも全く同じように描かれている。
アニメの設定でも原作漫画の設定でも時系列的にこの時点では彼女らは出会っており、どちらを追いかけている場合も問題なく繋がるようになっている。
…とまあ、とあるシリーズが長く展開されている作品だけあってなんだかんだ彼女もファンから長く親しまれているキャラクターの一人である。