「み~んな見てる…き…気持ち良い…」
概要
イケメン仮面アマイマスクと対峙した怪人。
非常に目立ちたがりな性格をした元人間のピエロの怪人でありそれが原因で怪人化したとアマイを推測している。
そして、怪人らしく非常に残虐で無辜の民を躊躇なく殺害しようとする。
アマイ曰く『衣装一体型の怪人の成りたて』であり、災害レベルも低いことから怪人としての経歴は非常に浅い。
通常ならばアマイの敵ではないのだが、後述の能力で爆発的なパワーアップを果たしアマイの人生を大きく変える要因となった。
能力
『衆目を集めれば集めるほど肉体がパワーアップするメイン能力』と『ダメージを携帯している三つの風船に肩代わりさせて回復するサブ能力』の二つを駆使して戦う。
能力の他に大きいハンマーを使って戦うが武器へのこだわりはあまりないからか途中からは使わなくなった。
また、衆目を集めてパワーアップする能力の関係上、街や遊園地といった人がたくさんいる場所で有名なヒーローと戦えば野次馬が集まり容易に能力が発動してパワーアップすることができるので、ともすればヒーロー社会の天敵になりえる怪人である。
しかも、厄介なことにその能力はビデオ越しでも発動することができるという判定の緩さがあるため、片手間で現地の様子を見ることができる現代社会では無類の真価を発揮することができる。
そして、げに恐ろしきはその潜在能力(ポテンシャル)の高さであり、メインウェポンの衆目を力に変える能力には上限が無いというぶっ壊れ仕様になっており、好条件が重なれば重なるほど極短時間で戦闘力が青天井に跳ね上がり最終的に『虎』だった災害レベルが『竜』にまで跳ね上がるという理不尽なパワーアップを引き起こすことができる。
活躍
イケメン仮面アマイマスクの項目も参照。
イケメン仮面アマイマスクが遊園地の観覧車にてサイタマに自身の理想を託そうとするが価値観の相違で話は決裂して、サイタマは遊園地を後にする。
サイタマが去りアマイだけが残った状態でサイタマとすれ違うように初登場を果たしアマイと交戦する。
戦闘が始まった時点では大して強くなかったが、風船にダメージを肩代わりさせる能力と本人の戦闘センスの高さも相まって瞬殺だけは免れた。
そして、ピエロの能力を看破したアマイの判断で遊園地のギャラリーを遠ざけるべく声を出して避難を進めたが、人気タレントヒーローイケメン仮面アマイマスクがいることにギャラリーは沸騰して逃げるどころか逆に集まってしまう。
皮肉にもアマイが持つ人気性が仇となり、返って衆目が増してしまったことにより短期決戦に打って出たアマイに対してダメージを肩代わりする能力を駆使することでパワーアップの時間を稼ぐことに成功して、アマイを上回る力を経て形勢逆転を果たして人間形態のアマイに勝利する。
そして、勝後の愉悦に酔って遊び感覚でギャラリーを虐殺しようとするが『ヒーローとしての道を選ぶために人の生を捨てる』選択と『ヒーローである事を二の次にして人の生を存続させる』選択を天秤にかけたアマイが前者を選ぶ覚悟を決めたことにより、人間形態を完全に解除したイケメン仮面アマイマスクこと怪人ビュウトに圧倒されてしまう。
しかし、あのアマイマスクが怪人だったという事実が更なる衆目を集めたことにより、嫌なピエロは人外の姿になるほど更なるパワーアップを果たすが、それでも本気になったアマイには一歩届かず命乞いをするが容赦なくとどめを刺されて、ようやく嫌なピエロは無残に死亡した。
結果的にアマイの尽力のおかげで人的被害は極少数ですんだのだがこの一戦が原因でアマイは怪人であることが周囲にバレてしまい社会的地位はなくなったので、ある意味では『ヒーロー・イケメン仮面アマイマスク』の殺害に成功したとも言える。