生没年 正安3(1301)年~元弘3(1333)年
概要
延慶元(1308)年に8歳で将軍となったが、この時期の鎌倉幕府の実権は、将軍の家来の北条氏の家来の長崎氏が握るという末期状態になっていた。
守邦親王の在位は約25年と歴代将軍としては最長となったが、そのような権力体制では何かをなすこともできず、ただただ時を過ごすことに終始していた。
元弘3年、後醍醐天皇による元弘の乱で鎌倉幕府は滅亡し、北条氏・長崎氏は幕府と共に滅び去ったが、守邦親王は幕府滅亡とともに出家し、同年に薨去した事しか記録に残らなかった。