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実写ラチェット

じっしゃばんのらちぇっと

実写映画シリーズの『トランスフォーマー』に登場したラチェットを指す。
目次 [非表示]

CV編集

  • ロバート・フォックスワース
  • 浦山迅(吹き替え版)

概要編集

実写映画版に登場するオートボットの心優しき穏やかな軍医GM社のハマーH2をベースとした黄緑色の救急車に変形する。


アイアンハイドよりは軽いらしく、彼と同じ高さから飛んでも画面が揺れない。貴重な軍医であるためか、アイアンハイドが先行してラチェットが続く、ラチェットが先に逃げる、という場面も見受けられる。1作目(の初登場時のみ)では台詞の数は結構多く、説明役として一定の存在感はあった。


医者としての描写が希薄な一方で、(主に1作目のみだが)戦闘技術で見せ場があり、アクロバットと奇襲が得意な模様。

ラチェット

武装は両腕のガトリング(一作目ではバトルライフル、三作目では爆風を起こすエネルギー砲としても使用している場面がそれぞれ一つずつある)、丸ノコ、ミサイル、医療用のレーザー。


また、アイアンハイドと共に、口元が若干ではあるがにも似ており、どちらも「匂い」を嗅ぐ場面がある。ラチェットの嗅覚はフェロモンなどの各種の化学物質を探知するセンサーにもなっており、主人公・サムとヒロイン・ミカエラキューピッド(?)として機能した。


また、オプティマスやアイアンハイドを余裕で牽引(と言う名の戦線からの物理的な引っぺがし)できる程の馬力を備えているらしい。流石は軍医である。


ウィトウィッキー宅の庭で繰り広げられるコントでは、とてもオイシイ場面を持っていくので必見。


…とはいうものの、実写映画版はオプティマス・プライムバンブルビーが目立つばかりで、他のオートボット達はその灰汁の強いキャラクターで存在感を維持できてはいるものの、あまり内心にまで迫った描写が無いのが現状である。


リベンジ編集

軍医と助手

前作ほどの活躍シーンこそないものの、オプティマスの近くにいることが多いせいか、画面にはよく写っていた。オートボット達を連行しようとしたギャロウェイ補佐官の横暴さに対しては「こんな星、出ていくか」と毒づくシーンもあった(直後にアイアンハイドから「オプティマスはそんなことは望んでいない」とたしなめられる)。


終盤でのクライマックスシーンではジェットファイアのパーツをオプティマスに移植する作業を担い、助手のジョルトに指示を出した。

  • 小説版にはジョルトが登場しておらず、ラチェット本人が直接作業(手術)を施している。

ダークサイド・ムーン編集

実写トランスフォーマー・ラチェット

バンブルビーとの差別化のためか、全体的なカラーリングが変更された。


生存の可能性が浮き上がったセンチネルプライムの救助にオプティマスと共にアークに出向いたり、人間に橋を落とす様に指示したり、バンブルビーがタックルしたピラーを攻撃したりしていた。なお、一場面で腕からエネルギー砲の様な攻撃を発射し、複数のディセプティコンを相手取る等、存在感はないわけではない。


ロストエイジ編集

トランスフォーマーを敵対視するようになった人類からの追撃を逃れるべくオプティマスらと別れて単身行動していた。だが、やがて反トランスフォーマー組織KSI(Kinetic Solutions Incorporated)の実働部隊「墓場の風」によって潜伏先を突き止められ、彼らの執拗な攻撃を受ける。オプティマスからのメッセージを通じて説得を試みるも聞き入れられず、その時にロックダウンの一撃をもろに喰らってそれが致命傷となる。


スクラップ同然となる中、ロックダウンからオプティマスの居場所を問いただされるがこれを一蹴、最期は胸部のスパークを抉り取られて死亡、遺体はKSIによって回収された。


「墓場の風」に襲われる中、自分は味方だと主張したり、「どうしたのだ人間達よ!」と呼びかけ、銃で反撃こそしたが人間への致命傷を避けた「墓場の風」への威嚇であるなど、最期まで人間を傷つけることを良しとしなかった。当時、人間との共存に否定的になりつつあるオートボットでありながら、ずっと友好的な感情を保っていた事が窺える。


"Never."


遺体の頭部が再登場した時、KSIで兵器として開発が進められていた人造トランスフォーマーの素材となる可変金属「トランスフォーミウム」を得るために溶かされており、それを見たケイド・イェーガーは、研究材料の機械や金属素材、ディセプティコンとして扱われているのを含めて複雑な表情を見せていた。


また、ケイドを介してこれを目の当たりにしたオプティマスは「よくもラチェットを殺したな!奴ら、八つ裂きにしてくれる!」と凄まじい怒りと殺意を露わにしており、後に地球を救うことに難色を示すほど人類に失望してしまう。同じく彼への付き合いが長かったであろうバンブルビーも怒ったように爆転走行をしていた。


前日譚編集

Ratchet

小説の邦訳版がハヤカワ文庫SFより出版された『Ghosts of Yesterday』(ゴースト・オブ・イエスタデイ)では、実写映画版より過去の時代が描かれた。


メカニックとしての一面も持ち、「暇だったから」という理由で、クルーにも内緒で宇宙船を改造してしまうこともあるが、本編ほどぶっ飛んではいない。


名(迷)言編集

  • 「彼(バンブルビー)はまだ声を出す回路が修理できていないんだ」
  • フェロモンレベルから察するに、彼はその女性との交尾を望んでいる

関連イラスト編集

ラチェットツリー

最古シリーズ

関連タグ編集

実写TF ラチェット(トランスフォーマー)


実写オプティマス 実写バンブルビー 実写アイアンハイド

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