概要
声:島本須美
宮崎駿(照木努名義)が脚本を務めたルパン三世TV第2シリーズ最終話「さらば愛しきルパンよ」の登場人物。
ロボット兵の軍事目的の量産を目論む永田重工に「使い捨て」にされ、失意のうちに他界した小山田鉄一博士の娘。ロボット兵の量産を阻止すべく「ルパン一味」に唆され協力するのだが・・・。
銭形警部に人殺しだと糾弾されるが、罪の意識があり偽ルパン達が黒幕だと知ると人殺しと言ったことを取り消すと言われるほど優しい性格でもある。
演出家ごとに趣が大きく変化する『ルパン三世』シリーズゆえ、この回は特に宮崎駿の独自色が色濃く現れている。
キャラクターデザインは『どうぶつ宝島』のキャシー、後の『風の谷のナウシカ』のナウシカと類似しており、彼女が登場するロボット兵「ラムダ」が後の『天空の城ラピュタ』に登場するロボット兵とほぼ同じ姿であることから、『風の谷のナウシカ』や『天空の城ラピュタ』の原型ともいえる。
なお、声優の島本須美は、ナウシカと『ルパン三世 カリオストロの城』のクラリス役もつとめている。(ちなみに銭形警部との邂逅で炎のたからもののアレンジ、本物のルパンと会うシーンでカリオストロの城の劇伴のアレンジが使用されているため、役は違えどクラリスとルパンの再会となった)
pixiv内では本話内の1シーンのイラストや、他の宮崎駿作品のキャラクターと一緒に描かれたイラストが主。
現実世界では彼女の思いも虚しく、軍事用ロボットは現実に量産されていくことになった。