はじめの一歩の登場人物
CV:松野太紀
「幕之内君、ボクにはハデなパンチ力も、目をみはるような技術(テク)もないけど、それでもボクシングってのは何があるかわからないよ」
大滝ボクシングジム所属のプロボクサー。元日本ジュニアフェザー級チャンピオン。デビュー時は幕之内一歩と同じフェザー級で、同期だった。
自身のパンチ力の不足を綿密なデータ収集と考え抜かれた作戦で補い、KOよりも判定で勝ちを拾うスタイルをとっており、インターハイ準優勝者に勝利したこともある。試合内容が単調で退屈極まりないため、他のボクサーからは侮られがちであった。しかし、見た目は地味であってもその戦法は理に適ったモノであり、地力で上回る相手をも判定で下す強かなボクサーである。
東日本新人王戦で一歩と対戦した際も、事前に一歩のファイティングスタイルから性格に至るまで綿密に調べ上げていたことから彼を一方的に翻弄し、的確なクリンチと強固なブロックによって一歩の猛攻を完全にいなすキレを見せた。自身のファイティングスタイルと全くかみ合わない小橋の戦法に一歩は大苦戦を余儀なくされ、体力を奪われた挙げ句的確なパンチを貰い続け判定負けも時間の問題になるほど追い詰められた。しかし、疲労困憊の一歩のアゴに自身でも経験したことのないクリーンヒットを浴びせたことから小橋はKO勝ちの意欲に燃えてしまい、本来のペースを捨てて攻勢に転じたがために一歩の逆襲を招きKO負けを喫してしまった。
皮肉なことに、自身の戦法がうまくはまりすぎたが故に敗北を招いてしまう結果となったが、小橋はこの経験を経てボクサーとして一皮剥けることになる。
後にジュニアフェザー級に転向し、日本2位にランキング。真田一機がタイトル返上した後の日本王座決定戦で、同じくジュニアフェザーに転向していた1位の速水龍一と対戦。大方の読者による「速水の消化試合だな」という下馬評を覆し、かつてとは見違えるような闘志溢れる試合の末、中盤までの劣勢を跳ね除けての逆転KOでチャンピオンとなる。初防衛に失敗した後は引退してトレーナーに転向した。
その後なんと20年ぶりに登場。これまた25年ぶりに登場した速水の試合を観戦し、速水の近況を一歩に教えた。その際に速水の試合だけでなく、一歩の試合も欠かさず見て応援していたことを伝え、現役復帰を促すような発言をしたが、一歩はキッパリと断った。
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実在したプロレスラー。
詳細は小橋建太参照。
元プロレスラーで、同音同字だったが、後にリングネームを同音異字に改名。
本名で全日本プロレスからデビュー。2000年にプロレスリング・ノアが設立・移籍をきっかけに改名した。