CV:安原義人
71話で初登場した、小馬座の青銅聖闘士。
やや老けた顔をした容姿で、顔に傷のある大柄な男性。
豪快だが面倒見のいい性格であり、パラスベルダに留まっている一般人を庇い行動している。
もともとはパラスベルダがパラサイトの襲撃を受ける前から住んでいた住人で、そのことから土地勘もかなりあり、一般人を地下の迷宮にかくまっていた。
その頃はまだ聖闘士ではなかったのだが、突如現れたキタルファから小馬座の青銅聖衣を託されて聖闘士となる。
アテナからのパラス討つべしという指令は聞いていたのだが、上記の理由やパラサイトの占領を止めきれなかった後悔から市民達を放っておけず、戦線に加わることなく距離を置いている。
そうした姿勢から、避難民達からも慕われており、避難民の少女セレーネも、彼のために薬を取りに行こうとしていた。
小馬座は天馬星座の傍らに寄り添う小さな星座で、ケレリス自身は、天馬星座聖衣のことを、小馬座聖衣の「兄」と見なしている(但し公式によると実年齢自体は光牙の方が下である)。それ故に光牙と出会った時には、感激も露わな様子を見せていた。
小馬座聖衣には不吉なジンクスがあり、「装着者は強大な力を得る代償として、戦いの中で死ぬ運命にある」と言われている。
もっとも、本人はこのことを気にしておらず、「弱い者の前に姿を現し、強い力を貸してくれる」と、好意的に受け止めている。
実際、殆ど修行をしていなかった一般人からいきなり青銅聖闘士となっても短期間で充分実戦で戦える素質を持っており(キタルファもパラサイトの襲撃で時間を停止されなかった彼の小宇宙の強さを認めていた)2級パラサイトへの昇格を目前に控えているらしいハティを圧倒的な強さで退けるなど、青銅聖闘士の中でもかなりの戦闘能力を有している。
しかし度重なる戦いで負っていた深い傷のダメージもあって72話でハティと相打ちになり、昴に小馬座の青銅聖衣を託して死亡した。
必殺技
- スーパーノヴァエクスプロージョン・マキシマム
巨大な炎球を放つ必殺技。昴が同様の技を放った描写から察するに、通常時は「スーパーノヴァエクスプロージョン」という名称で、最大出力時にこの呼び方になるらしい。
備考
小馬座の聖闘士といえば、「セインティア翔」にも翔・響子の2人がいるが、こちらは性別・星座の漢字表記が異なる(「セインティア翔」では子馬座表記)。
「Ω」は旧アニメ版の続編という位置づけになっており、「セインティア翔」とは繋がらない可能性が高く上記の呪いの設定が共通するかは現状不明である。
しかし翔は「凶星に親和性の高い宿命を持つ」と設定されており響子も敵ボスに肉体を奪われており、さらにΩの方では昴が後にラスボス本人だったことが判明する等両作に登場する合計5人の子馬座聖闘士は全員が苛烈な運命をたどっている。