その為、男性キャラは女優が演じ、男役となる。
阪急電鉄による宝塚歌劇団の大成功を嚆矢として、大正期から昭和初期にかけて大ブームとなり、全国の温泉地に少女歌劇団が設立されて一大ブームを巻き起こした。しかし太平洋戦争の戦時体制を前に娯楽統制が行われ、戦時中に多くの歌劇団が衰退の道を辿る。
戦後、都市圏(特に関西域)の少女歌劇はいくばくかの復興に至ったが、全国ほとんどの少女歌劇団は高度経済成長期の東京一極集中に巻き込まれ、復興することなくそのまま終焉を迎えた。
復興して現在も続く少女歌劇団として宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)、OSK日本歌劇団(大阪府大阪市中央区・旧:大阪松竹歌劇団)が挙げられる。さらにこの2つに松竹歌劇団(SKD。東京都、本拠は時期によって異なる。主な本拠は台東区浅草国際劇場、豊島区池袋サンシャイン劇場など。1996年に解散、後裔団体は台東区のSTAS)を加え、日本三大少女歌劇団と呼ばれる。
関連タグ
塩江線:かつて香川県に存在した塩江温泉少女歌劇団への言及あり。
歌舞伎:こちらは演者男性のみの演劇形態を持つ。
関連作品
- サクラ大戦:少女歌劇がリアルなモチーフ。企画原案者である広井王子の叔母は松竹歌劇団の第1期生。
- 少女☆歌劇レヴュースタァライト