概要
大阪府阪南市尾崎町にある南海電気鉄道南海本線の駅。同市の中心駅で駅番号はNK37。
特急「サザン」や急行、区間急行、普通列車が停車するが、急行・区間急行は朝と夜の時間帯のみの運転で、日中はサザンと普通列車の発着のみ。(※特急「ラピート」は運行区間外)
なんば方に渡り線があり、車両側にも「尾崎行き」の行先表示を装備しているため折り返し運転が可能だが、現行ダイヤではその設定はなく、専ら事故や天災等の非常時における折り返しに使われる。
変わった例では、2017年10月23日の台風21号による男里川橋梁下り橋梁破損に伴う樽井-尾崎間運転見合わせにおいて、下り線への折り返し線に使われた。その後も単線で復旧した際も、下り線への転線用に仮復旧まで使われた。
(ちなみに、通常は下り線→上り線の順だが、被災から仮復旧までの1か月間は上り線→下り線と逆の使い方がなされた。)
2018年9月4日、駅構内で大規模な火災が発生して駅舎が全焼。この日は台風21号の接近に伴い全線で運転を見合わせていたため人的被害はなかった。
9月11日には、待避線上にホームへのスロープを設置し、営業を再開。9月15日には、駅舎の一部が使用可能となり、ホーム間での行き来ができるようになった。
駅設備の復旧には相当の日数がかかり、2019年3月23日に駅舎が復旧され使用再開。4月6日にはダイヤ改正と同時に待避線の使用が開始された。
駅構造
待避設備を備えた島式2面4線の地上駅。有効長は20m車8両分。
日中のダイヤでは特急「サザン」と、普通列車の半数が緩急接続をする。
なお、仮営業再開から駅舎復旧までは待避線上にホーム出入口を設置していたため、当駅での待避が不可能であった。
利用状況
- 2019年(令和元年)度の1日平均乗降人員は10,428人である。
利用状況比較表
年度 | 乗降人員 |
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2008年(平成20年)度 | 11,732人 |
2009年(平成21年)度 | 11,435人 |
2010年(平成22年)度 | 11,342人 |
2011年(平成23年)度 | 11,164人 |
2012年(平成24年)度 | 11,176人 |
2013年(平成25年)度 | 11,415人 |
2014年(平成26年)度 | 11,321人 |
2015年(平成27年)度 | 11,457人 |
2016年(平成28年)度 | 11,271人 |
2017年(平成29年)度 | 10,870人 |
2018年(平成30年)度 | 10,203人 |
2019年(令和元年)度 | 10,428人 |