岸本実理
きしもとみのり
CV:田中一成
3年、188cm、背番号5、PF。
豊玉高校の大阪得点ランキング2位の実力者。南とは少年時代からの幼馴染で、クビにされた北野監督の為、共に北野監督のスタイルである「ラン&ガン」で豊玉を強くすると誓い、それと同時に「勝つためのバスケ」に異常なまでにこだわるようになってしまう。
豊玉のレギュラーメンバーの中では唯一アニメ版本編に1話だけ登場している。
熱血漢だが喧嘩っ早く非常に短気。
開催地に向かう湘北が乗る新幹線に偶然乗り合わせ、そこに自分達を軽視する言動をした木暮(実際はトーナメントで順当にいけばあたる王者・山王と昨年ベスト4の愛和学院を注目するあまり1回戦の自分達に気が回らず、それをまるで眼中にないように感じた逆恨み)に絡んで金平監督に止められるが、直後に花道に足を掛けられて転ばされて一触即発の状態に。また陵南の相田彦一からも後述の通り彼の尊敬する仙道彰を貶す発言をしたため「性格最悪」という印象を持たれ嫌われている。
試合中も花道に対し、故意のラフプレーを行った。非常に口が悪く、大阪予選では彦一の前で仙道を小馬鹿にし、インターハイ前日の試合会場外では、海南の牧紳一に対し「まず4強の一角が崩れたな」と挑発した(ただし牧の方には顔と名前を覚えてもらえておらずに花道や清田に大爆笑されるハメになった)。一方で後輩の大川には、「本物のバスケ」を教えてもらったと尊敬されており、チームメイトには面倒見が良いことが窺える。
湘北戦では、花道とマッチアップしていた。試合序盤はまだ本調子ではない花道を「背がでかいだけ」と見下して全く相手にしていなかったが、終盤には花道の脅威的な身体能力に翻弄される。
後半になってから精神的に不安定になってプレイに精彩を欠いた南に苛立ち、タイムアウト中に詰め寄ったことでチームの内紛が起きてしまい、仲裁に入った金平監督に対し「お前に言われたないんじゃ、黙っとれ!!」と暴言を吐いたことでとうとう堪忍袋の尾が切れた彼に顔面を殴打され、金平が今まで秘めていた鬱憤をぶちまけられる。
しかし、金平から負ければクビになると聞いたこともあって逆に冷静になり、「名ばかりでも監督はおらなあかん規則や」「あんたも北野さんの半分しか生きてへん」と言いながら一応は落ち着きを取り戻している。
怪我から復帰した南から北野が来ていることを教えられて驚愕し、初心を思い出して試合に完全に集中し追い上げを見せるも、あと一歩及ばず試合には敗北。インターハイ緒戦敗退、南と違って以降は登場せず悔し涙を流しながらフェードアウトした。