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概要編集

南海電気鉄道大阪軌道線のひとつで1914年に開業した。区間は阪堺線今池停留場平野停留場の5.9kmで、現在阪堺電気軌道に移管されている阪堺線・上町線と同じく架線電圧は直流600V、軌間は1435mmである。

OsakaMetro(当時は大阪市営地下鉄)谷町線八尾南駅への延伸にともない、運行区間がほぼ重複していた平野線は、1980年11月27日の最終営業日を以て廃止になった。ちなみに谷町線延伸区間の開業日と、平野線最終営業日はまったく同じ日でもある。

南海で、大阪市内のみを走る路線でありながら廃止になった路線は他に天王寺線もあり、そちらもOsakaMetro堺筋線天下茶屋駅への延伸にともない、1993年3月末で代替廃止となった。


停留場一覧と運行形態編集

廃止時、昼間時間帯は下記の2系統をそれぞれ12分間隔で運行していた。


恵美須町停留場発着

(恵美須町南霞町〜)今池〜飛田〜阿倍野〜苗代田〜文ノ里〜股ヶ池〜田辺〜駒川町〜中野西平野〜平野


天王寺駅前停留場発着

天王寺駅前〜阿倍野〜(上記参照)〜平野


南霞町は現在の新今宮駅前停留場。飛田は平野線廃止の翌日、阪堺線今池〜松田町間に移設され今船停留場と改称したが、南海電気鉄道としての営業は3日間のみである。

文ノ里・田辺・駒川町・中野・平野の5停留場は谷町線の文の里・田辺・駒川中野・平野の4駅の駅名に受け継がれ、現在も営業中の阿倍野停留場も直下に谷町線阿倍野駅があり、乗り換え指定駅・停留場の関係にある。


使用車両編集

のちに阪堺電気軌道に移籍した車両の大半が使われたが、特によく使われたのがモ205形で、平野線廃止時まで36両が活躍していた。これらのうち、モ246・247・248は阪堺転属後にワンマン化改造されている。

なお、平野線では廃止までワンマン運転は実施されなかった。


関連編集

廃線 南海電気鉄道 阪堺電気軌道

OsakaMetro 谷町線

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