概要
後水尾天皇の第八皇子、母は櫛笥隆子、名は益仁。
経歴
寛永15年(1635年)に生誕。最初は高松宮を継ぎ、式部卿の職に就いた。承応3年(1654年)に後光明天皇が崩御し、天皇の養子の実弟識仁親王は幼かったことで識仁親王の成長を待って同年に即位した。1663年(寛文3年)1月26日、識仁親王に譲位し上皇となる。貞享2年(1685年)に崩御。月輪陵(つきのわのみささぎ)に葬られた。
人物
学問関係には『水日集』などを書いたり、火災に備えて朝廷の諸記録の複製作業も進めている。他にも茶道や香道や華道も好んだという。
皇統
- 女御:明子女王 ー 高松宮好仁親王の王女
・八条宮長仁親王
- 典侍:清閑寺共子 ー 清閑寺共綱の娘
・正源院宮
・宗栄女王
・尊秀女王
・義延法親王
・円光院宮
・天真法親王
・賀陽宮
・益子内親王 ー 九条輔実室
・理豊女王
・瑞光女王
- 妃:岩倉具起の娘
・永悟法親王
- 妃:富小路頼直の娘
・常宮
- 妃:梅小路定子 ー 梅小路定矩の養女
・香久宮
・聖安女王
・公弁法親王
・道祐入道親王
・満宮
・尊杲女王
・尊勝女王
・良応法親王
・涼月院
- 妃:高辻豊長の娘
・道尊法親王
- 妃:松木条子 ー 松木宗条の娘
・槿栄院宮
外部リンク
関連項目
皇位