「僕、ヤマト乗組みを志願したんだ。きっと父さんに負けない立派な機関士になる。決して弱音を吐かないよ、父さん……」
概要
オリジナル版
cv:古谷徹
『宇宙戦艦ヤマト新たなる旅立ち』から登場する。前作『宇宙戦艦ヤマト2』の終盤では戦死者が多かった為、多数の新乗組員を補充して演習航海に出発したのが『新たなる旅立ち』の冒頭である。その新乗組員の代表格として、いち早く「英雄の丘」で古代進達と邂逅したのが彼である。
最初はヘマも多く、父の部下であった第2代機関長・山崎奨に叱られる事も多かったが、多くの実戦を経験、熟練の機関士に成長していく、機関室のマスコット的キャラとなる。
『ヤマトよ永遠に』では、敵本星に陳列されていた彫刻「考える人」が贋作であると見破った。
『宇宙戦艦ヤマト完結編』でヤマト退艦命令が出た時には、父の遺影を抱いて艦内を見せつつ退艦していった。
『宇宙戦艦ヤマト復活篇』では、36歳にして地球防衛軍月面基地の司令官を務めていたが、サルベージされ、修復されたヤマトの機関長に就任する。
リメイク版
cv:岡本信彦
『宇宙戦艦ヤマト2199』
兄夫婦一家とともに地球に住む市民として登場。姪っ子の徳川アイ子と一緒に、太陽圏から離れる父と最後の通信を行う。これなら不自然じゃない。
父・彦左衛門(cv:麦人)に「闇市にだけは行くな」と禁じられていたが、「(家族が)食べていくには(闇市に手を出すのも)仕方がなかったんだ」と苦渋に満ちた表情で語り、父・彦左衛門もそれを認めざるをえない地球の苦境に表情を曇らせている。
『宇宙戦艦ヤマト2205』
原作通りヤマトの新クルーとなる。父親の部下だった藪助治と面識があり、過去のやらかしのせいで孤立する藪を心配していた。
余談
初登場の時にうっかり「長男」と言ってしまったので、第一作で徳川機関長が地球と最後の通信をした時の徳川彦七夫婦の存在と矛盾してしまう。
息子夫婦に怒鳴り散らしつつ、溺愛する孫のアイ子を見て涙を流す機関長、良いシーンなんだけど、太助の存在はどうなるんだ、いやこの時期には勘当されていたんじゃないか?などとファンの間では噂されていたが、どうやら「次男」に固定されたようである。