概要
ゲームの序盤から中盤あたりに訪れるステージ『罪人の塔』のボス。
戦いの舞台は海抜ギリギリの低地。塔を降りた先の特別牢(?)でプレイヤーを待ち構える。
ボロボロの衣服に不気味な仮面、手枷で固定された両腕には長大な剣が握られている。
また、戦闘前のムービーでは仮面に大きな虫が入り込むシーンが確認できるが、詳細は不明。
その外見からは想像できないが、この罪人もまた”4つの偉大なソウル”の持ち主である。
ボスキャラとして
武器は両手に持った長剣のみで、飛び道具などは使わない。
機敏な身のこなしと、リーチの長い斬撃でプレイヤーを容赦なく苦しめる。
行動パターンを把握するまでは回復アイテムを使うタイミングが掴めず、ここぞというタイミングでトドメを刺される事も少なくない。
また、ボス部屋の暗さも難易度の高さに拍車をかけている。
ただ視界が悪いだけでなく、今作では暗いエリアだとロックの距離が大幅に縮むので非常に戦い辛い。
事前にあるボスを撃破して「牢の鍵」を入手し、ある仕掛けを作動させれば、ボス部屋内に明かりが灯り、ロック距離も通常通りになる。(PS3版)
ハイスペック版だとどこかに「牢の鍵」が落ちておりあるボスに挑む必要が無くなった。
だが暗さを解消した所で生半可な戦い方では歯が立たない難敵であることに変わりはない。盾を捨てて回避に専念するか、逆に頑強な盾で受けていくかの二択を迫られるだろう。
前述のギミックがあるとは言え、小細工なしの真剣勝負ができるということで(賛否両論のボス戦が多い本作の中では)良ボスの部類に入ると言える。
1周目までは。
2周目以降(篝火の熱2以上)になると飛び道具を使う呪術師2体が乱入してくるため、
ボス戦そのものの性質が大きく変わる。乱入後は一刻も早くこれを処理することが
最優先課題となるので、縛りプレイでない限りはこちらも仲間を呼ぶのが定石だろう。
幸いミラのルカティエルが召喚可能(ハイスペック版だと傭兵ルートも追加)
残念ながら、この仕様も『数の暴力』と揶揄された
本作の象徴のひとつとして賛否両論を呼んだ。
さすがに調整ミスと判断されたか術師の体力は後に減らされ、カンスト熱でも中型武器3〜4発で撃破可能になった。
関連装備
装備、武器ともに入手可能。罪人ごっこが可能である。
- 罪人シリーズ
仮面(頭)、拘束鎧(胴)、手枷(腕)、下衣(脚)の一式装備。
重さの割に物理耐久が低く、属性耐性が高い軽装型の能力となっている。
仮面は装備重量upの効果、手枷には唯一の呪術の威力upと追加効果が多彩。
- 罪人の剣
忘れられた罪人のソウルから作成可能な特大剣。
自傷ダメージ効果と罪人度があるとマイナス補正が入る強烈なデメリットが痛い
罪人度は周回持ち越しの為こいつらのイベントを完遂すると必ず罪人になってしまう為非常に扱いが難しい。
- 古い混沌の刃
古い魔女のソウルから作成可能な刀。
前作のあの一振りが時を超えたであろう妖刀。自傷効果も引き継ぎ。
160とトップレベルのカウンター倍率持ちの為シチュエーションによっては超重量武器を超える一撃が出せるハイリスクハイリターン武器。
今作の刀は耐久度20〜30程度でボロボロ刃こぼれするが、これは50と刀の中では非常に頑丈。
- 炎の武器
古い魔女のソウルから作成可能な呪術。
1スロットあれば4回発動可能なのが利点だが、他の武器強化スペルに比べると補正が低く炭松脂以下。
松脂でアイテム枠を圧迫したくない場合や消耗品では無いので差別化は容易。
小ネタ
この罪人、実は女性である。(海外版のテキストでそう明言されている)
シャラゴアの話によると、彼女の罪は自らの手で”最初の火”を生み出そうとした事らしい。
(前作のプレイヤーならば、これがどれだけの大罪であるかは言うまでもないだろう)
思えば、前述の虫も前作に登場したあのボスやあの虫に似ている・・・ような気がする。手枷の呪術威力upも適当に付けた効果だろうか?
さらに、2周目(篝火の熱2)以降の彼女を撃破して手に入るのは『古き魔女のソウル』
ここまで来れば、この罪人が彼女たちと何らかの関係があることは想像に難くない。
とはいえ、ゲーム中で得られる情報はあくまで断片的なもので、
具体的な結論を得るには至らない。そこは各プレイヤーのフロム脳の見せ所だろう。