概要
ゲーム序盤のエリア「城下不死教区」のボス。
不死の使命を知る為の試練「目覚ましの鐘」の一つを守る魔法生物で、不死教会の鐘楼を目指す不死を阻止すべく立ちはだかる。
見た目はいわゆる青銅製ガーゴイルそのものであり、それが突然動き出す形でボス戦となる。右手には斧槍、左手には丸盾を持つ。また、口から火炎を吐き出すほか尻尾先端の斧を振り回してくる。更に飛行能力を有しており空襲を仕掛けてくる事もある。
そして最大の特徴はHPが60%以下になると2体目が乱入してくる点。
2体目は行動パターンなどが大幅に弱体化しているものの、序盤にもかかわらず対多数戦を強いられるというインパクトから本作有数の難所と言われている。初心者の中には挟み撃ちにされて為す術もなく葬られ、そのまま心折れてしまったという者も多い。また、戦場となる不死教会屋上の長細い形状故に落下死する事もある。
どうしても勝てない場合、エンチャントアイテムの黄金松脂を利用して短期戦を仕掛ける。あるいはボス部屋前で太陽の騎士ソラール、(救出していれば)女神の騎士ロートレクを呼ぶなどの策を取って挑みたい。
しかし1対1に持ち込む策だと言って塔の脇の袋小路に潜り込んではいけない。入口を体で塞いだ上で逃げ場の無い袋小路に向かって炎のブレスを吐き続けるという、お見通しだと言わんばかりの行動を取られ、かえって不利になってしまう。
後のエリア「アノール・ロンド」では中ボスとして登場する。吐き出すブレスが炎属性から雷属性に変更されているが一匹しか現れず、不死のステータスや装備性能、プレイヤースキルが上がっているはずなので以前ほど苦戦する事はないだろう。
尻尾を部位破壊すると「ガーゴイルの尾斧」をドロップするほか、確率で「ガーゴイルの斧槍」、「ガーゴイルの盾」、「ガーゴイルの兜」をドロップする。尾斧以外は確率ドロップだが、アノール・ロンドの個体を倒せば全て手に入る。1体目を倒してメニュー画面を開き、ゲーム終了→再開を繰り返せば、城下不死教区の時点で全て入手する事も可能。
関連装備
ガーゴイルの斧槍
鐘のガーゴイルが持っていたのと同じデザインの斧槍。
説明文では「特筆すべき能力はない」とされているが、実際は・・・
- 装備時に状態異常耐性が上がる
- 通常強化の斧槍の中では最も攻撃力が高い
- 更に雷、炎、混沌派生にすることでとんでもない属性攻撃力を得る
- それでいて斧槍の中では標準的な重量6.0。装備重量不足の序盤でもあまり苦にならない
- ルッツエルンや大鎌より早い縦振りモーション。敵の飛び掛りを撃ち落せるなど使いやすい
- その気になれば上記リセマラで速攻入手できる(似た性能のサイスはセンの古城までお預け)
と、特筆すべき能力だらけの強武器である。
特に属性派生の強さはバランスブレイカー級で、あまりの強さに縛るべきとの指摘が出るほど。
属性耐性持ちの多いDLCマップでは通常派生に負けるが、逆に言えばそれぐらいしか欠点がない。
属性派生メインのプレイをするなら、作っておいて損はない一品である。
ガーゴイルの尾斧
尻尾を部位破壊したとき手に入る武器。
ガーゴイルの特性を受け継いでおり、両手強攻撃を使用すると柄がムチのようにしなる。
攻撃範囲が広い上に、斧槍と同様の状態異常耐性も併せ持っている。
ガーゴイルの盾
ガーゴイルが持っていたのと同じデザインの青銅製の丸い中盾。
元より皮膚の固いガーゴイルにとっては飾りでしかなかったとされ、金属盾としては珍しく物理攻撃のカット率が100%ではない。ただ、炎・雷属性への耐性は高いのでパリィ可能な点を考慮すると優秀と言える。
ガーゴイルの兜
ガーゴイルが被っていたのと同じデザインの軽装兜。説明文では「防御力は期待できない」とこき下ろされているが、実際のところ軽い割に状態異常や炎・雷属性への耐性に優れている。ビジュアル的にも女性が被れば戦乙女風になるなど悪くない。
鐘守のガーゴイル
『ダークソウル2』のエリア「月の鐘楼」に登場するボス。
BGMは鐘のガーゴイルと同じだが、こちらは必ずしも倒す必要はなく(月の鐘楼自体、攻略必須エリアではない)、ボス戦も鐘を鳴らした後になっている。
身体のデザインは「鐘のガーゴイル」と同じだが若干サイズが小さくなっており、武器が二又槍に変更されている。また、攻撃パターンは減っているものの、時間が経過するか全体HPが20%減ると次の1匹が乱入してくる仕様になった為、計5体のガーゴイルを倒す必要があり、最悪の場合4対1の状況で戦う羽目になる。
二又槍を振り回す状態のガーゴイルを複数相手にするのは難度が高く、素早く背後に回り込む攻撃を仕掛けてくるので防御すらままならない。しかし、各個体のHPを50%を減らすと隙の大きい火炎放射以外の攻撃をほとんど使わなくなるため、この習性を利用して倒していくのが常套手段。また、手当たり次第に攻撃するよりも1体に攻撃を集中して数を減らしていくほうが賢明である。
撃破すると「鐘守のガーゴイルのソウル」をドロップするほか、篝火の熱2以上で撃破するとアイテムドロップ率上昇アイテムの「貪欲な金の指輪+2」が追加される。
余談だが、「月の鐘楼」の篝火はボス戦後のエリアにあり、篝火の付近には梯子が存在する。
この梯子の下にはとんでもない罠が待ち受けているので、ガーゴイル戦で獲得したソウルをロストしないよう注意したい。また、ここで拾える「牢の鍵」はあるボスを撃破する際の大きな一助となる。
関連装備
ガーゴイルの二又槍
鐘守のガーゴイルが持っているのと同じデザインの二又槍。
必要ステータスが筋力・技量共に高く重量も重いが、一般的な槍とモーションが同じで攻撃力はこちらの方が上な為、脳筋戦士には扱いやすい武器の一つ。
関連項目
混沌の魔女クラーグ - もう一つの「目覚ましの鐘」を守っているボス。
マンイーター - 前作のボス。飛行能力や2匹目が乱入してくる点が共通している。乱入してくるとはとんでもないやつだ