概要
声 - 掛川裕彦 / 演 - 笠井信輔(フジテレビアナウンサー)
3年4組の担任。
本名は戸川秀之。
漫画原作1巻、アニメ1期1話から登場している古参キャラの一人。既婚者で美人の妻がおり、二人で団地のマンションで暮らしている。
まる子に対しては「さくらさん」と呼んでいる。一人称は「私」で生徒に対しても丁寧に親切に接している。そのため自身も生徒に対して甘いと自覚しているが、まる子が持ち込んだサイン色紙を没収するなど教師としての仕事はしっかり行なっている。
また、アニメ15話ではまる子の想像で、学級委員として責任を詰門するシーンがある。この時の戸川先生はまる子に対してお前呼ばわりした上、大声で暴言を吐き「どう責任を取るつもりだ!」となじるなど、極めて珍しい一面を見ることができる。
モデル
さくら友蔵同様、彼もまたさくらももこ氏が思う理想の担任像を描いたものであり、はまじこと浜崎憲孝の自伝によると実際の戸川先生は暴力教師だったという。
訳もなく生徒を殴る、運動会の際に気付け薬と称して生徒に酒を飲ませる、真冬でも教室の窓を開けた状態で体操服で過ごさせるなどの問題行為を数多く働いており、舞台となった学校には一年しかおらず、翌年他校へ飛ばされた。
浜崎自身も、プールの授業で突き落とされたり沈められるといった無茶ぶりが原因で何度も脱走し、しばらく不登校になっていた。
浜崎は漫画での戸川先生のモデルは、5、6年生の時の担任だった浜田先生ではないかと語っており、作中でまる子たちのクラスの体育を担当する教師の方が、実際の戸川先生に近いと述べている(ブール開きの回で、ふざけた生徒を殴ったり、泳げない生徒をプールに放り込んでおり、浜崎自身のエピソードと合致する)。
実在の戸川先生は、酒とたばこの習慣が原因で30代の若さで既に亡くなっているとのこと。
また、連載開始当初は校内暴力や教師の不祥事など、学校絡みの問題が多発していたためか漫画、アニメでは体罰の描写はない。