ズバリ、ワタクシの概要でしょう!
CV:飛田展男
本名、丸尾末男。クラスの学級委員。1965年12月31日生まれの山羊座。AB型。末男の名は年末に産まれたことにも由来しているらしい。
好きな食べ物はざるそば、オムレツ、柏餅、ビワ、天ぷら。常に敬語で喋り、一人称は「ワタクシ」で口癖は「ズバリ、○○○でしょう」。 エキセントリックな性格で、特に学級委員になることには命を懸けておりそのためならば手段を選ばないことも。
一方で地道な努力家であり、非常に真面目で成績優秀。ただ、歌は自分でも自覚があるほどの音痴らしく、常に避けたがっている。また、この手のキャラのイメージ通り運動神経も壊滅的。極端なマザーコンプレックスでもあり、自分によく似た容貌の母親のことを「かあさま」と呼んでいる。かあさまが、盆栽のことだが「ウチの子じゃない」と発言したのを自分の事と勘違いして家出(花輪クンのキャンピングカーに居候)しようとした事もある。母親が比較的高齢の頃に産まれたらしく(現在の丸尾君の母は40代後半)、まだ29歳の花輪クンの母と比べてしまったことがある。父親は全く登場も言及もない。
「永沢君を励ます会」では、火事で家を失い落ち込んでいる永沢を励ますどころか、嫌がらせに近い形になっている(本人に悪気はない)。他にも学級委員の癖にまる子とはまじが噂になった際はそれを止めるどころか率先して他の男子と共にノリノリでからかったりしているが、やはり悪気はないようで純粋に祝福してもいた。その後に胆力に優れた部分を見せ、まる子達に嫌がらせを続ける男子たちを撃退している。クラス全員を愛しているとのこと。
ちなみにキャラクターの名前は、漫画家・イラストレーターの丸尾末広をもじったもの。作者によれば、特定のモデルはいないようだが「クラスにたまにいる学級委員などになりたがる子」をオーバーに表現する形で誕生・発展したキャラクターとのこと。
瓶底眼鏡を外すとパッチリした二重瞼の目が現れる。そのシュールさはまる子曰く「ピカソの絵みたい」。「まる子、丸尾君と水泳特訓をする」の巻ではギャップがネット上で話題になった。
「まる子のクラスの同窓会」にて20代半ば頃の姿が描かれた(エピソードが描かれた1990年頃と仮定すれば約25歳)。髪型を除けば風貌に大きな違いはなく、堅実なサラリーマンをしている模様。婚活もしているようだった。
秘めたる爆発力
クラスの男子の女子に対する嫌がらせの問題に挑んだ時に、嫌がらせを仕掛けた男子共にからかわれた際に「ブッチン!丸尾末男…堪忍袋の緒が切れたりぃぃぃ!!うぎぃぃぃぃぃっ!!!うぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ…ブッチン!!!」とプッツンして髪型が逆立ち、普段の彼からは考えられない暴れっぷりだった。
プッツンの様子を目の当たりにしたまる子とたまちゃんは、
まる子「ブッチンって…堪忍袋の緒が切れた時の音だったんだね…」
たまえ「細かいなぁ、芸が…」
とドン引きしていた。
そして、とことん女子の味方をする決意をした丸尾君は、怒りのあまり丸尾君を怒らせた張本人の男子達までもがドン引きする異様なまでの身体能力を発揮し、常に雄叫びを上げながら戦っていた。
中島「やべぇ…丸尾の奴本気だぜ…」
男子「もう、どうにも止まらないなぁ…」
男子2「ああ言うタイプは、あぁなんだよな…」
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!」
男子2「ほら…手が付けられない…」
ズバリ、余談でしょう!
1990年12月7日に発売された初のちびまる子ちゃん原作のゲーム『ちびまる子ちゃん おこづかい大作戦!』ではなんと、ゲームクリアの為にコツコツ貯めた貯金を半額むしり取るという完全なデメリット効果を持った『丸尾君カード』として登場している。
それが、件のゲームがクソゲーの烙印を押されたり、とんでもない別名で呼ばれたり、とある実況者のメンタルに大ダメージを与えた一因となった。
YouTube動画である『みず&とーいに聞かせてchannel』にて、有名声優をゲストに招いてトークを繰り広げる『中の人語るシリーズ』にて、飛田展男氏がゲスト出演した回で、飛田氏によれば「『ちびまる子ちゃん』の丸尾君を演ってから…
「僕のイメージは『コイツは屈折した変な役が合いそうだ』というのが、業界内で定着した」
「先輩からも『お前がどういうヤツかようやく分かった』と言われた」
と語っており、飛田氏にとって丸尾君を演じた事は、声優としてのターニングポイントだった事が明かされている。