うわさ
ベインはかつて、親切な狩場の番人だった。いつも優しく密猟者を逃してやった。しかし彼の優しさは報われなかった。それから、ベインは自分の領地に侵入した人間に対し、それがいかなる理由であっても容赦しなくなった。
概要
アプリゲーム「IdentityV」に登場するハンターの一人。
プレイヤー間の通称として「ベイン」と呼ばれたり、外見から「鹿」と呼ばれることもある。
プロフィール
| 名前 | ベイン・ペレッツ |
|---|---|
| 職業 | 狩場の番人 |
| 年齢 | 37歳 |
| 記念日 | 5月21日 |
| 趣味 | ヘラジカを飼うこと |
| 長所 | 投げること |
| 嫌いなもの | 銃・トラバサミ |
| 好きなもの | ヘラジカ・猟犬 |
容姿
鹿の被り物で顔を隠している大柄な男性で、獣の毛皮や牙などを装飾とした鎧を着込んでいる。
首周りにはトラバサミをアクセサリーとして身につけている。
武器は魚の骨のような形をしたハサミ。
上半身の異様な出で立ちとは裏腹に、何故かズボンや靴などはむしろ社交的ともいえる装いをしている。
性能
2019年12月5日と2021年3月18日のアップデートにて待望の大幅な能力改変が実施され、かつてぶっちぎりで最弱と呼ばれた頃とは決別し生まれ変わった。
なんと言ってもパッシブ能力の無かった彼についにパッシブ能力が追加されたことや、開幕からチェーンクロウが使用可能になったことと強力なサブウェポンであるトラバサミの追加は非常に喜ばしいことである。
その他基礎性能にも上方修正が加えられており、移動速度向上や硬直時間短縮など様々な嬉しい強化をもらっている。
一方で怒りチェーンクロウが1ダメージから0.5ダメージに下方修正されていたり、溜めて投げることである程度狙いがズレていても自動で目標にチェーンクロウが当たる補正が弱くなっており、今までのようなチェーンクロウの運用が難しくなった。
外在特質(パッシブ能力)
- 憎しみの重圧
チェーンクロウで跳躍すると着地点に振動を発生させ、一定範囲内にいるサバイバーの移動速度を13%、板・窓操作速度を20%5秒間低下させる。効果中に複数回振動を発生/命中させると、対象サバイバーの移動速度がさらに遅くなる(＝重ねがけ可能)。
チェーンクロウが命中したサバイバーの居場所を、60秒間の間に2回だけ周期的に確認できる。対象のサバイバーを攻撃した場合、攻撃回復速度が通常より速くなる。
以上2つの効果のパッシブが追加されたことにより、チェーンクロウを外した時のカバーだけでなく当てた後の展開も更に有利になり、また減速効果を活かした新たな立ち回りの選択肢を得た。
特に怒りチェーンクロウで憎しみの重圧を延々と当て続けてサバイバーの救助行為を遅延させる戦法は地味ながら強烈。
形態変化/固有スキル(アクティブ能力)
- チェーンクロウ
開幕から使用可能に変更された。
チェーンを前方に放ち、命中したサバイバーを自分の元に引き寄せる。また、チェーンが壁に命中すると、自分が壁に引き寄せられる。アイコン長押しで力を溜めることができ、照準が出るので狙い通りに放ちやすくなる。
また、溜めて放ったチェーンクロウには補正が付き、狙いから横に若干ズレているサバイバーには自動でチェーンの向きが変わって命中するようになる。
なおチェーンクロウは窓枠や倒された板を通り越えて命中させることが可能で、命中したサバイバーを目の前に連れ戻すことが可能という強みがある。
この状態のチェーンクロウ自体ではダメージを与えることはできない。ただし恐怖の一撃のタイミングで当てることで通常攻撃1回分のダメージを与えることができ、連続攻撃による即ダウンも狙うことができる。
アップデートにより性能はそのまま開幕からチェーンクロウが使用可能になり、更に下記のトラバサミの追加もあり、ファーストチェイスで時間を稼がれる可能性が大幅に減った。
また、障害物に当たった場合は命中した場所に移動したあと1回だけ投げ直しが可能になり、1回目で移動した後に2回目でチェーンクロウを当てるという立ち回りも最初から可能になった。
- トラバサミ
目の前にトラバサミを設置する。サバイバーがトラバサミを踏むと8秒間硬直し、踏んだ場所が断罪狩人に通知される。更にトラバサミの解除から5秒間、トラバサミに引っかからなくなる代わりに位置情報が断罪狩人に表示され続ける。サバイバーは設置されているトラバサミを8秒で解除できる。
設置したトラバサミは時間経過で失われることはないが、9個以上設置すると古いものから破壊されていく。地下室内部とその周辺、そしてサバイバーの座っているロケットチェアの20メートル以内にトラバサミを設置できない制限がある。
上記の説明の通り、設置された位置によってはサバイバーに8秒間のタイムロスか硬直を強制させることができる強烈なスキルであり、利用方法は多岐に渡る。
強い板や窓の封鎖が基本的な使い方になるが、上記以外の制限が全く無いことを利用して風船で運んでいるサバイバーをトラバサミの上でわざともがき脱出させて硬直の後再ダウンさせ抵抗ゲージリセット、
ダウンしているサバイバーの足元にトラバサミを置いて医師や複数のサバイバーによる肉壁兼治療阻止、寸止め解読中の暗号機の周囲にトラバサミを仕掛けて通電阻止、開いている地下室ハッチの真上に仕掛けて脱出阻止、危機一髪中のサバイバーを硬直させてゲート操作を封じるなど断罪狩人の多彩な立ち回りを補助する。
庭師の加護や占い師の使い鳥には防がれるが、トラバサミを回避しようと思ってこれらを発動させるサバイバーもそうそう居ないのでむしろ不意打ちに利用できる効果となる。
- トゲのチェーンクロウ
存在感ゲージが1000溜まることで解放。
チェーンクロウが強化され、命中したサバイバーに0.5ダメージを与えることができるようになる。
小数点ダメージは医師とバーメイドの「ドーフリン酒」以外には治療不可なので、逃げられてしまった場合でも圧力をかけることができる。
恐怖の一撃の場合は1.5ダメージ(写真家の通常攻撃と同じダメージ)になる。
- 怒りチェーンクロウ
存在感ゲージが2500溜まることで解放。
従来（チェーンクロウ命中時に1ダメージ）とは異なる効果に変更されており、チェーンクロウを障害物に当てた際、制限時間内であれば再度チェーンクロウが使える(障害物に当たり続ける限り無制限)というものになった。
与えるダメージは0.5のままなので従来のように即ダウンは狙えなくなったが、場所によってはサバイバーに当たるまでチェーンクロウを投げ続けられ、更に憎しみの重圧も重ねやすいため弱くなった溜め補正を手数で補うことができるようになる。
もちろん移動手段としても利用可能であり、障害物に当て続けるには慣れが必要であるものの上手く扱えば徒歩よりも素早い移動が可能。
長所
チェーンクロウによる遠隔攻撃とその後の引き寄せによるチェイス短縮が持ち味。
調整により爆発力こそ失われたものの、開幕からチェーンクロウとトラバサミが使用可能になったことによりファーストチェイスでも侮れなくなった。
板や窓を単に倒されただけでは射線を切ったことにならず、むしろモーションの間を狙ってチェーンクロウを放つことでチェイス短縮を狙える。タイミングが良ければチェーンクロウによる恐怖の一撃も狙えるため、うまく当てられれば開幕からでも一気にダウンまで持っていくことが出来る。
医師やバーメイドがいない場合は0.5ダメージによる圧力もかかってくるようになる。0.5ダメージを負った味方だらけになるとサバイバーにとっては非常に苦しいだろう。
また、チェーンクロウの判定発生速度は非常に早いため、チェア前での攻防でも多大なプレッシャーをかけることができ、
隙を見せれば恐怖の一撃が、慎重になればなるほどゲージ進行がという厳しい二択を迫ることができる。
更にチェーンクロウを当てておけば、パッシブにより通常攻撃の後も素早く行動可能になるため、救助されてもすぐ追撃に移れる。内在人格「狂暴」を採用すればその回復速度は更に向上する。
ちなみにチェーンクロウは騎乗状態の野人を強制的に引きずり下ろすことができるため、野人に対しては極端に有利である。
また、トラバサミは発動した場合サバイバーの操作を完全に封じてしまうので、オフェンスや野人による風船救助の阻止を狙える他、状況によっては調香師や占い師にアイテムを発動させず即座に致命傷を与えることもできる。
短所
チェーンクロウが強みなのだが、逆に言えばほぼそれしか強みがないハンターである。
トラバサミに出来るのは時間稼ぎと妨害だけなので実質的には能力の全てがチェーンクロウに依存しており、本体性能そのものは決して高くない。
これは現在でも不変の性質である。
開幕からチェーンクロウが使用可能になったとはいえ、恐怖の一撃で当てることができなければ2回殴らなければならず、そこで通常攻撃の判定が貧弱で空振りしやすい点がややネック。
チェーンクロウを当てて引き寄せた後もサバイバーに1秒ほど行動可能な時間があり、調香師の香水や占い師の自己防御などが間に合ってしまうため、一部のサバイバーには未だに時間を稼がれやすく注意が必要。
いかにチェーンクロウを無駄なく的確に狙えるかが鍵。
またチェーンクロウを一度当てた相手の再捕捉がしやすくなったとはいえ、索敵は未だ苦手な部類。
狩人たるもの、獲物を素早く発見し捕らえる腕前が重要である。
トラバサミの追加により有利な状況に持ち運びやすくなったが、サバイバーが必ずトラバサミやそれが置いてあるという圧力に引っかかるとは限らず、連携が上手いサバイバーにはトラバサミをきっちり解除されて無力化されることも多い。
衣装(スキン)一覧
| UR | |
|---|---|
| 金細工職人 | 熔鉄の猟犬 |
 |  |
| 金細工職人は工芸の頂点に立つ物───最高傑作の創造者なのだ！ | 彼は最適な器のはずだった。しかしその特性とは裏腹に、彼は第一回優勝者の「賞品」を呑み込んでしまった。本能に駆られるまま、彼はサーキットで各々のために戦っているレーサーたちから栄誉を掻っ攫っていったのだ。 |
| 聞雷爪 | |
 | |
| 鴻爪は千度彷徨い、天を仰げば昌福を捧げる。 |
| SSR | |
|---|---|
| スチームパンク | 森の狩人 |
 |  |
| スプリング使いに邪魔されなければ、鉄帽団の珍客と冒険者の裏切り者の密会情報が事前に漏れることはなかった。 | 決して軽率に彼の守る森に足を踏み入れてはならない。彼は泥棒に対して情け容赦がない。 |
| アヌビス | ケリュネイアの傷 |
 |  |
| 君達は、死者だけでなく死そのものを呼び覚ましたのだ。 | 「贈り物」ありがとう。こっちも気に入ってくれると嬉しいな。 |
| クリスマス猛鹿 | 鎏金銅鹿 |
 |  |
| 子供たち、慌てることはないよ、引っかかってしまっただけだ。プレゼントはすぐに届ける！ | その鎏金銅鹿はこの世の片隅にじっと佇み、己の時代の訪れを待ち続けていた。 |
| SR | |
|---|---|
| スカーレット | 怪人 |
 |  |
| スカーレットの塗装は狩場に足を踏み入れた不届き者に警告している：軽々しく近づくな！ | 夜の狩場は決して静かではない。暗紫色の亡霊が領内を動き回り、人々に戦慄を与えている。 |
| 梅鹿の災 | 紅桜の紋 |
| 血色を失った白い鹿の角は、その受けた苦難を物語っている。彼は変装してパレードに忍び込み、大いに暴れようとしたが、他の者に抜け駆けされるとは思いもしなかった。 | この桜の花のような赤い紋様は、いったい何によって染め上げられたのだろうか？ |
| 狩り | 村の守衛 |
 |  |
| 貴様の骨は、このマントの釦にぴったりだ。 | 忠誠の原則は裏切らないこと。それがたとえ間違った指令でもだ。村の外の世界のことは、知る必要がない。 |
| 加熱炉作業員 | |
| 災難的な火山爆発の後、加熱炉の作業員は己の職務に、そしてあの若者に忠実に追従した。だが今回は――彼は押し寄せるマグマから逃れられなかった。 |
| R | |
|---|---|
| アイスブルー | 白蝋 |
 |  |
| アイスブルーは、断罪狩人の冷酷な心の象徴。 | 執念を失った絶望、愛を失った無力感。 |
| ハナズオウ | |
| 昔の記憶は思い出すとつらいが、心強さに繋がる |
| 初期衣装 | ボロい服 |
|---|---|
 | |
| 初期衣装。すべてが自然に見える。 | 服がボロボロだ。本当にただゲームをしただけ？ |
ペット一覧
| SSR |
|---|
| 枯枝の霊 |
| 孤独な森の見張りは枯枝と腐った根で「仲間」を積み上げた。しかし、そこに名のない悪霊が宿るなど想像もしなかった。 |
苔むした枝で鹿の頭と幽霊の様な体が作られ、体の内側は淡い緑色に光っている。因みに、ハンター陣営において初めてのペットである。
関連タグ
背景推理（ネタバレ注意！）
この先ゲーム内における他のキャラクターの「背景推理」のネタバレも含みます。
| 1.番人の責任 | この森には誰も入らせない。 |
|---|---|
| 法律により、この土地で鳥や野生動物の狩りが許されるのは地主だけだ。だから番人が必要なんだ。 | |
| 2.障害を取除く | 誰かがここを通行止めにしようと、木の板を置いている。何がしたいんだ？ |
| ここは相変わらず静かな森だ。この目障りな木の板がなければね。鹿の角が引っかかるだろ。 | |
| 3.駆逐 | 番人の職務は侵入者を駆逐することだ。 |
| 観光客たちはどうやらこの標識が見えていないらしい。もっと目立つように作らないといけないかもしれない。 | |
| 4.捕獲 | 度重なる軽率な行為の責任は、誰かに取ってもらわなければならない。 |
| 1枚の写真：がっしりとした番人が少年の襟を掴んでいる。 | |
| 5.善良な心 | 誤って森に入った人たちを監獄に入れるより、送り返した方がいいだろう。 |
| 「優しい人になることで、魂が安らかになるって母さんは言っていたけど、それは間違ってた。」 | |
| 6.ミノタウロスの森 | 彼らをそう簡単に出入りさせてはならない。ここはその辺の公園とは違うのだから。 |
| 1枚の写真：数人の密猟者が番人の顔をトラバサミで押さえつけ、1人の少年がヘラジカの頭を引っ提げている。 | |
| 7.狩り | ハンターと獲物、番人と侵入者。どこか似ている。 |
| 優秀な番人は、いかに侵入者を捕まえるかを熟知している。この点で、我々とハンターは似ている。 | |
| 8.奇襲 | ずる賢い奴らに対処するには、ちょっと方法を考える必要がある。 |
| 明らかに彼らが思いもしなかったところで著しい成果を収めた。 | |
| 9.修繕 | この愚か者たちは多くのものをぶち壊した。 |
| 1篇の日記：この世で最も修繕し難い物は人の心だ。 | |
| 10.一視同仁 | 彼らは送り返されるべきだ！ |
| 1枚の写真：ヘラジカの頭をかぶった番人は、森の中で逃げ込んだ密猟者を見張っている。 |
背景ストーリー(公式サイト版)
ベインは親切な狩人の番人で、いつも優しく密猟者を逃がしてやった。
しかし彼の優しさは報われず、密猟者達は帰って来て彼を襲撃した。
哀れなベインはトラバサミで押さえつけられ、彼の耳元ではずっと、
鹿の群れの哀れな悲鳴がこだましていた。
猟犬がベインを荘園へと連れ帰り、虫の息だったベインは生き延びた。
それ以来ベインは、自分の領地に侵入した人間に対し、
それがいかなる理由であっても容赦しなくなった。
背景ストーリー(旧版)
エウリュディケ荘園の森林とパトロール小屋は、ベイン・ペレッツの家だった。
彼には自分の手で育てたヘラジカのリーダー”黒い鼻”がいた。自分の子供のように可愛がっていて、ベインは彼らにここにずっと居て欲しかった。
でも予想外のことはいつも起こるものだ。
新しい銃猟シーズンが訪れ、ベインは黒い鼻を隠そうとした。彼らの安全を保ちたかった。だが武器を持ってる密猟者が現れた。
銃声があった。ベインはマスケット銃を持って駆けつけると、倒れた黒い鼻を見つけた。
ベインは密猟者の中に覚えのある顔を見つけた。それは数年前にトラバサミから救った少年だった。
ベインは彼に哀願したが、それに反して彼らは「ミノタウロスを作る」ゲームを始めた。
ベインの舌を切り出し、黒い鼻の首をベインの頭にかぶせた。
だが誰も予想していなかったことに、屈辱を受けたベインは魔に染まり、本当のミノタウロスとなった。この森は自分の迷宮だ。
記念日タスククリア(1回目)
バルクへの手紙
親愛なるバルクへ：
お前が研究室に1ヶ月近く篭っていたおかげで、お嬢さんや御坊ちゃまが森に入り始めたじゃないか。ここは危険すぎる、密猟者がずっと辺りをうろうろしているんだ。
この間、森で新しいトラバサミも見つけた。あの鋭い牙がついた鋼の口は簡単に彼らの踝を砕いてしまう。
なあ、密猟者共を止められる装置を作ってくれないか？ なんでもいいんだ、殺傷力を控えめにしてくれれば！ お前が昔作った「点火装置」の威力は今でも覚えている…危うく山ごと燃やしちまったからな。
ああ、もういい、何か楽しい話でもしよう。森で捨てられた子供のヘラジカを見つけたんだ。痩せこけていて小さくて、ずっと震えていた。自分で立つこともできない。だから一匹だけ藩木の中に取り残されたんだろうな。
今は丁度羊が子を産む季節だ、雌羊を何匹か見つけて代わりに育ててやるのも難しい話じゃないだろう。
俺なりに考えてみたんだが、「黒い鼻」なんて名前はどうだ？もっといい案が浮かんだら教えてくれ。
お前の友 ベイン・ペレッツ
※補足
宛先の「バルク」はハンターの狂眼のこと。
デニス・デローズ(背景推理1の地主)に雇用されてエウリュディケ荘園で働く同僚だった。
「お嬢さんや御坊ちゃま」は狂眼の背景推理に登場、「おかしな男の子」とデニスの娘の「デロス」のこと。ガードNo.26にボンボンと名付けた子供たちである。
記念日タスククリア(2回目)
1枚のメッセージ
バルク、あの新しい仕掛けは見たよ。君もあの人を見ただろう？ 荒廃の地の果てに立つ姿を見た時、自分が見ている全てが幻ではないかと目を疑った。
私は以前のように、何かできることはないか訊ねてみた。こんな風に人と交流したのは久しぶりで、自分が誰か気付かれるか分からなかった。幸い、私が心配していた状況は起こらなかった。
その人はこう言ったからだ：「仕事を続けなさい、ベイン。規則を破った者は、対価を支払うことになる。」
かつてのように、私はその願いを叶えるのだ。
※補足
「荒廃の地」という文章から荘園が暴徒により荒らされた後である事が分かる。
「その人」はベインらに仕事を命じれる立場である事から荘園主のデニス・デローズまたはその後継者、そしてゲームの主催者である「デロス男爵」と思われる。
