概要
奈良時代から平安時代にかけて輸入された猫の子孫。やや短毛で毛並みが美しく、鼻筋が通った均整のとれた顔立ちで、耳は丸みを帯び、尾が短い(特に西日本)ものが多い。
毛色は白・黒・灰の一色、濃淡帯状の縞模様、白地に黒ぶちや茶ぶちなど多様だが、日本猫特有の毛色として三毛猫があり、三毛猫は日本猫の代表のように扱われている(遺伝上の理由により三毛猫はほとんど雌。シャム猫など日本猫ではない猫にも、三毛は稀に存在する)。また、雄の日本猫は虎猫(茶虎猫)が比較的多い。
野良猫では、戦後に大量に持ち込まれた外来種との混血により本来の日本猫の姿が脅かされている状態にある。
外部リンク
「日本猫の直接の先祖は平安時代に渡来した猫」弥生時代に渡来した猫は定着していない説が遺伝子研究から浮上