日本銀行券
にっぽんぎんこうけん
日本銀行券(にっぽんぎんこうけん〈※a1,2,6〉、にほんぎんこうけん〈※a3~7〉)は、日本銀行(日本の中央銀行)が発行する銀行券。平たく言えば、日本円の紙幣の正式名称である。
なお、「日本銀行」の正式な読みが「にっぽんぎんこう」であることから、「日本銀行券」の正式な読みも「にっぽんぎんこうけん」である(※a6)が、一般には「にほんぎんこうけん」とも呼ばれている。
「日銀券(にちぎんけん)」と略称される(※a1,2,4,6)。
紙幣に「日本銀行券」と印刷されている。
英語では、"banknotes of the Japanese yen" (cf.Wikipedia:en)、"Bank of Japan notes”、"Japanese banknotes" などと呼ばれる。
発行された日本銀行券は日本銀行の会計上、借金として計上され、政府の借金(not国の借金)である国債は資産として計上される。
納税後の日本銀行券は発行した債務者である日本銀行の手元に戻ってくることで債券能力を失ってただの紙切れとなり、晴れてこの世から通貨としては抹消されることとなる。
“万札の顔”、近年の三代(聖徳太子→福澤諭吉→渋沢栄一)。歴代の一万円紙幣の肖像人物を含むイラスト。1枚目は聖徳太子、2枚目の向かって右は福澤諭吉、3枚目は渋沢栄一(2024年度発行の新紙幣の肖像人物)。
- 出典等
※a1 「日本銀行券」 コトバンク > 小学館『デジタル大辞泉』
※a2 「日本銀行券」 コトバンク > 小学館『精選版 日本国語大辞典』
※a3 「日本銀行券」 コトバンク > 平凡社『改訂新版 世界大百科事典』、中川洋。
※a4 「日本銀行券」 コトバンク > ブリタニカ・ジャパン『ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典』
※a5 「日本銀行券」 コトバンク > 平凡社『百科事典マイペディア』
※a6 「日本銀行券」 コトバンク > 小学館『日本大百科全書(ニッポニカ)』
※a7 「日本銀行券」 コトバンク > 山川出版社『山川 日本史小辞典 改訂新版』