概要
大阪府大阪市にあった社会人野球・日本生命の本拠地・専用グラウンドであり、正式名称は「日本生命球場」。
各種学生野球の大会の開催地であると同時に近鉄バファローズの実質上の本拠地であったことでも有名。
これは本来の本拠地であった藤井寺球場にナイター設備がない事と交通の便の悪さからか、ナイター設備があり交通の便に優れる日生球場を夜の間だけ本拠地として借与してもらえないかと近鉄球団が日生に依頼したのが由来である。
ただ、収容人数20500人である事、本塁打が出やすい狭さ、照明設備の弱さ等から日本シリーズは南海ホークスのホームだった大阪球場で行われていた。
また、1970年になるまでトイレが男女共有であるなどのサービスの悪さ(高校野球のスター選手だった三沢高校の太田幸司入団決定の際に女性ファンの増加を見越して改修した)、さらにはロッカーには害虫害獣が出る環境面での劣悪さ等から、「東の川崎、西の日生」と呼ばれるほど選手からの評判も悪かった。
それでも、「東の神宮、西の日生」と呼ばれるアマチュア野球のメッカでもあり、アマチュア野球の開催地としてはそれなりに評価されていたが、プロ野球の球場としては大阪ドーム、舞洲ベースボールスタジアム等が完成したことから、1997年に業務終了。跡地には「もりのみやキューズモールBASE」が建てられた