概要
拠点であるマデューラから直通で行ける『朽ちた巨人の森』のボスモンスター。
プレイスタイルによっては最初に戦うボスモンスターでもある。
朽ちた巨人の森の最深部、かつて人類と巨人族が激戦を繰り広げた古い砦の地下にひっそりと封印されている。胸部を柱で貫かれ、両腕を城壁の破片で押し潰され、体には無数の武器が突き刺さっているが、未だ生きながらえており、プレイヤーが霧を潜って部屋に入ると、目覚めると共に殺意を露わにして襲い掛かってくる。
攻撃手段は長い両腕による振り回し、振り下ろし攻撃。
また、プレイヤーが足下に来ると踏み潰し攻撃を仕掛けてくる。
動きは緩慢で予備動作も大きいが、その巨体故にリーチが広く一撃が非常に重い。
序盤の装備では直撃すると致命傷は避けられず、最悪即死の危険性もあるほど。
盾で防いでもスタミナを大きく消費され、連撃は受け切れない可能性も大きい。そのため攻撃を耐えるのではなく、予備動作を読んで攻撃を避ける戦術が求められる。
また、ある程度HPを減らすと自らの片腕をへし折り、折れた手を武器にリーチを伸ばすという荒業に出る。どこのEz8だ。踏み潰し攻撃も両足による地団駄攻撃が追加されるため、後半戦はより慎重に戦う事を求められる。
なお、『最後の巨人』という名前だが、『黒渓谷』の深部にひっそりと生き残っている巨人がいる為、「最後じゃないじゃん」とツッコまれる事が多い。
存在を知られている最後の巨人、もしくはこの砦に残る最後の巨人という事なのだろうが……
また、撃破後に入手できる「最後の巨人のソウル」のテキストからは、この「最後の巨人」こそがゲーム終盤に戦うボス「巨人の王」の成れの果てである可能性が読み取れるが、真相は明らかにされていない。
巨人の王
ゲーム終盤、『朽ちた巨人の森』に佇む巨人の死骸に「灰の霧の核」を使用することで行ける記憶の世界、『巨人オジェイの記憶』のボスモンスター。
見た目や声は最後の巨人に似ているが、頭には王冠を付け、肩や腰にはマントを纏い、巨大な大剣を手にしているなど、より王らしい威厳を持つ。
ドラングレイグを率いるヴァンクラッド王は巨人の国から「何か」を奪った為、巨人たちは怒り狂っており、この巨人の王自身も過去のドラングレイグを荒らしまわったようだ。
先述の通り、「最後の巨人のソウル」のテキストには「巨人たちの長は名も知れぬ英雄によって倒され、砦の地下に封じられた」と記載されている為、この「長」こそが巨人の王であり、後の最後の巨人であると考察する者が多い。
また、「名も知れぬ英雄」の正体は明かされていないが、『記憶の世界』への移動がタイムトラベルだとすれば、プレイヤーこそが「名も知れぬ英雄」の正体であり、最後の巨人がプレイヤーをひと目見るなり殺意を露わにしたのは、過去に自身を倒した仇敵が現れたからだと考察することが出来るが、真相は闇の中である。
攻撃手段は大剣による振り下ろしや薙ぎ払い、足下の相手には踏み潰し攻撃を使用してくる。
大剣による一撃はかなりの高威力だが動きに隙が大きく、踏みつぶし攻撃も最後の巨人と同様の動作で回避できるうえ、HPや防御力もそれほど高くはない為、終盤のボスにもかかわらず弱いと評されることが多い。
それどころか『巨人オジェイの記憶』には難易度上昇と引き換えにアイテムとボスを再配置するアイテム「篝火の探究者」が落ちている為、これを『朽ちた巨人の森』の「誰も知らない場所」の篝火にくべて、倒した巨人の王を復活。巨人の王を撃破し続けて延々とソウルを稼ぐプレイヤーも少なくない。巨人の王にとってはまさに「絶望を焚べよ」である。
撃破すると、アイテム「巨人の共鳴」を入手することが出来る。
これを持って『渇望の玉座』に行くと、この世界を襲った悲劇の黒幕が姿を現す。