テイクオフ。それをスキャンした、
最終決戦艦モード。 はかいした
物体を キャプチャーし Aで 放つ、
プラネットバスターを とうさい！
概要
ロボボアーマーのモードのひとつで、ロボボプラネットにおける最終決戦能力。
終盤、プレジデント・ハルトマンの意識を取り込んで暴走し、すべての生命体を滅するべく飛び立った星の夢を追いかけるべく、秘書スージーが用意した新型インベードアーマーを使用し、直前の戦いで正気に戻ったメタナイトが呼び出した戦艦ハルバードをカービィのロボボアーマーが丸ごとスキャンして、ロボボアーマーと一体化した姿。
ハルトマンワークス社の技術の粋によって、ハルバードの装備、カービィの無限の力が合わさった究極の力である。
見た目はピンクに染め上げられた戦艦ハルバードそのもの。
翼の意匠は天使のそれに近い形状に、艦首はロボボの顔面に変更されている他、ロボボ顔は巨大な球体がはめられている仕様なので可動式(飛び立つ直前にスージーへ向かって頷いている)&射出可能。
元々のハルバードの装備に加え、破壊した物体の破片をキャプチャーし、星型弾として射出するプラネットバスターを搭載している。これはロボボアーマー…というかカービィに由来する力である。
元々スーパーデラックスのオムニバスシナリオの一つ・メタナイトの逆襲の主たる舞台であったハルバードが、キャプチャーされ一体化する形で直接操作することとなるとは当時誰が思っただろうか。
星の夢との戦いは、シリーズでも屈指の大スケールでの戦いとなっている。
この状態から、甲板前方にセットされた穴にメタナイトのギャラクシアを差し込みレバーの要領で引くことで、ロボボアーマーだけを緊急射出することも可能。
星の夢との熾烈な戦いの末に外殻を全て粉砕し、本体にも大ダメージを与えることに成功するが、悪あがきに突然口から放たれたビームを翼に撃たれて航行不能になってしまう。
が、メタナイトによってロボボとの接続を解除されたカービィは射出の反動のままに星の夢へ急接近。
ロボボアーマーと自身の最後の力を振り絞って、最後の戦いに臨む。
使用技
- 2連主砲(B)
おなじみハルバードの主砲。長押しで連射できる。
今回はレーザーを撃てない。
- キャプチャーすいこみ(残骸に照準を合わせてB)
破壊可能な物体を主砲で破壊後、壊した物体を吸収する。
照準の横にある目盛りが溜まっていき、一定域を超えるとプラネットバスターを発射可能となる。
- プラネットバスター(目盛りが1段階以上ある状態でA)
キャプチャーすいこみでチャージを溜め、1目盛り以上ある場合に使用可能。溜まった目盛りに応じた威力の星型弾を連射する。最大で3目盛り分まで消費して放てる。
- セイルウィング(L/R)
無敵になりながら回転し、一時的に被弾を防ぐ。攻撃判定もある他、一部の攻撃を弾くことも可能。
有効時間もそこそこ長いため、危ないと思った際に咄嗟の回避で出すのも有用。
関連BGM
正式曲名：「ファイナル・テイクオフ」
作曲者：安藤浩和
最終決戦艦ハルバードモードが登場するムービーにて流れる。「桃球発進！ロボボアーマー」のアレンジ。
『みんなで!カービィハンターズZ』ではアナザーランディア戦で流用、『スーパーカービィハンターズ』ではランディアEX戦でアレンジされた。
余談
- Miiverse曰く、メタナイトはカービィにハルバードに乗るように指示したらしい。しかしその意図を分かっていなかったカービィがせいのうスキャンしてしまった結果誕生したのがこの形態とのこと。
- 他のモード同様、左右のウィング部分にはロボボに設定しているステッカーが反映される。だがネタ系のステッカーを貼るとストーリーの雰囲気がぶち壊しになってしまう。
- つばさ文庫の小説版ではハルバードのクルーであるメタナイツやバル艦長らも、最終決戦艦中も内部に搭乗し操縦していたことが描写されている。まさに持ち得る総力を結集した決戦艦である。
- 特にバル艦長は自ら操縦桿を握っていたようで、星の夢の反撃を受けた際にも真っ先に持ち直している。スパデラ時代のヘタレっぷりが嘘のよう…。
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激戦の果てにファイナルスクリューモードによって星の夢を貫き撃滅したロボボアーマーだったが、全身全霊を賭けた一撃だったためにカービィが気を失ってしまい、ロボボもまた(今回の機体はスージーが用意した高性能機だったとはいえ)、本来の変形能力を遥かに凌駕したハルバードモードに続けて行使したためか、ポップスターに帰還するほどのエネルギーが残っていなかった。
このまま残骸と共に宇宙に流れてしまいそうになるカービィだったが…
震える腕で、突然ロボボが動き出した。
カービィが動かすまでもなく、誰かに組まれたプログラムからでもなく──自らの、「意志」で。
幾度となく機体を乗り継いだカービィだったが、そのメモリーはずっと、受け継がれてきていたのだ。そしてそれらは、ロボボアーマーにいつしか、自我を芽生えさせていた…のかも、しれない。
優しく操縦席からカービィを降ろし、ポップスターへと送る、物言わぬ機械の瞳からは……涙だろうか、冷却水が溢れ出していた。
その後、カービィはメタナイトに回収され、すっかり元通りに戻ったプププランドの丘で目覚める。
平和を取り戻した景色と、損傷から復活し宇宙へ飛び立つハルバードを見たカービィは、再び訪れた日常を歩き出すのだった。
